Yahooはまず、Yahoo Mailに関連するアプリケーションから吟味する計画だ。「われわれは、ユーザーのデータを漏えいする危険を冒したくない。アプリケーションの安全性が実証されれば、オープン化する対象を増やせるだろう。われわれはまだ、試しに始めたばかりの状態だ」と、Sample氏は述べた。
「SearchMonkey」は、Yahooの新しいオープン化構想の最初の成果だ。開発者は、このプラットフォームを利用することで、検索結果の表示方法を変更できるようになる。現在は、限定的なベータテストが行われており、あと数週間のうちには一般にリリースできる見通しだ、とBalogh氏は述べた。
同じオープン化と言っても、ソーシャルグラフを作成して、5億人のユーザーとYahooのプロパティに存在する100億の潜在的関連性を活用できるようバックエンドを広げることに比べれば、SearchMonkeyは比較的単純な構想だ。
Yahooは現在、Microsoftからの買収提案など厄介な懸案事項を抱えるなか、2008年内にY!Openの初期版をリリースするという野心的で複雑な課題に取り組んでいる。Balogh氏は簡明にまとめて、「目標は、最高の開発者環境を作り、ウェブのいたるところで動くインターネットアプリケーションを作成できるようにすることにほかならない」と述べた。Yahooは今後、それが実行可能であることを示さなければならない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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