その取り組みの1つが、携帯電話向けOperaブラウザ「Opera Mobile 9.5」の開発だ。Windows MobileもしくはSymbian S60搭載端末上で動作する。英語版は2月5日にMobile World Congress 2008イベントで発表された。数週間以内に、英語版のプレビュービルドが公開される予定だ。PC版と同様、ウィジェットに対応している点が最大の特徴となっている。
なお、Operaのビジネスモデルとしては、携帯電話などに組み込まれて出荷されるBtoBモデルと、PCブラウザのように、ユーザーがダウンロードするBtoCモデルがある。現在の収益の割合は、BtoBが7割、BtoCが3割。今後は後者の収益を高め、2年後にはBtoBとBtoCの収益規模を同程度にしたいという。BtoBとしては、ケーブルテレビのセットトップボックスや、スーパーのレジなどに搭載するブラウザとしても採用されており、今後ニーズが増えると思われる組み込み系にも力を入れていくとしている。
ユーザーのニーズに対し、どう解決するかを常に話し合ってフィードバックしてきたこともOperaの強みである。7年前は16名だった社員は現在500名になっており、ブラウザの専業会社としてこの人数はかなり多い。その開発力で、ユーザーの声に応えながら成長し続けていきたいとした。
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