HP、デザインと機能の選択肢を広げた個人向けPC夏モデル

 日本ヒューレット・パッカードは4月21日、個人向けPC「HP Pavilionシリーズ」の夏モデルとして、ノートPC4機種とデスクトップPC4機種の計8機種を発表した。同社のオンラインストアHP Directplusおよび、HP Directplusコールセンター、常設展示スペースHP Directplus Station、HP Directpartnerで、同日より販売を開始する。

 HP Pavilion Notebook PCシリーズの筺体デザインには、「HP Imprint」テクノロジによるグラフィックパターン「ZEN-design」を採用し、繊細なデザインパターンの表現と傷がつきにくい耐久性を両立した。

「ZEN-design」 美しいグラフィックパターン「ZEN-design」

 ファーストクラス・エンターテインメントPC「dv9800/CT」は、「dv9700/CT」の後継にあたり、17インチワイド液晶を搭載したPavilionノートPCの最上位機種となる。ラインアップ中、最も高い基本性能を備え、全モデルに45nmプロセスルールで製造されるインテルの最新デュアルコアプロセッサと、Blu-ray-ROMドライブを標準搭載した。OSにはWindows Vista Ultimate 64bitが選択でき、筺体デザインには「ZEN-design shizuku(雫)」を採用している。価格は13万9860円より。

 プレミアムスタンダードPC「dv6800/CT」は、「dv6700/CT」の後継となる15.4インチワイド液晶搭載のノートPC。プロセッサには、インテル Celeron 540(1.86GHz)から最新のデュアルコアプロセッサまで幅広く用意し、ドライブ部はDVDスーパーマルチドライブもしくはBlu-ray-ROMドライブの2タイプから選択できる。筐体デザインは、従来のZEN-design shizukuと「ZEN-design mebae(芽生え)」に加え、昨年台数限定で販売した「ZEN-design sekkei(雪景)」が選ぶことが可能だ。価格は7万9800円より。

 スタンダードモバイルPC「dv2805/CT」は、「dv2705/CT」の後継となる14.1インチワイド液晶搭載モデル。パフォーマンスと省電力性能を両立し、携帯性と操作性のバランスも考慮した。筺体デザインは、ZEN-design shizukuと「ZEN-design ibuki(息吹き)」から選択可能。価格は6万4890円より。

 タッチ&ツイストPC「tx2105/CT」は、「tx2005/CT」の後継モデル。ワコム社の最新テクノロジ「ぺナブル・デュアルタッチ」により、最新のタッチ操作機能を備えた12.1インチワイド液晶を搭載した。ペンでも指でも操作できるタッチ機能により、繊細な作業から直感的な作業まで、用途に応じて使い分けできる。筺体デザインには「ZEN-design hibiki(響き)」を採用し、オプションでタブレットスタイルのままPCを立てかけて利用できるノートブックスタンドも用意されている。本体価格は9万2400円より。

 HP Pavilion Desktop PCシリーズの夏モデルでは、全製品で「マルチコアプロセッサ+1Gバイト以上のメモリ」の搭載や、Blu-ray記録/DVDスーパーマルチドライブが選択できるなど、基本性能の強化を図った。45Wの低消費電力を実現したAMD製プロセッサや45nmプロセスで製造されるインテル製のプロセッサを積極採用し、環境へも配慮している。

「v7460jp/CT」 スリムPC「v7460jp/CT」

 コンパクトデスクトップPC「s3000シリーズ」は、コンパクトでスタイリッシュな筺体に最新テクノロジを凝縮したデスクトップPC。インテル製プロセッサを搭載した「s3440jp/CT」と、AMD製プロセッサを搭載した「s3420jp/CT」の2機種をラインアップした。HP独自の着脱式ポータブル・ハードディスクドライブ「HPポケット・メディア・ドライブ(250Gバイト/160Gバイト)」が利用でき、写真や動画などの大容量コンテンツの持ち運びやバックアップが簡単に行える。価格は、s3440jp/CTが5万9850円より、s3420jp/CTが4万9980円より。

 スリムPC「v7000シリーズ」は、省スペースながら拡張性の高いスリム筺体を採用したハイスペックデスクトップPC。インテル製プロセッサを搭載した「s7480jp/CT」と、AMD製プロセッサを搭載した「v7460jp/CT」の2機種をラインアップした。s7480jp/CTでは、4つの作業コアを備えるインテルの最新クアッドコアプロセッサ インテルCore 2 Quad Q9300プロセッサが選択できるなど、省スペース筐体ながらよりハイエンドの用途にも対応できる。

 s7460jp/CTでは、最小構成価格はそのままに、AMD Phenom X3 8400トリプルコアプロセッサが選べるなど選択の幅を広げた。価格は、v7480jp/CTが7万9800円より、v7460jp/CTが6万9930円より。

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