Appleは多くの批判を浴びたSoftware Updateにおいて、新規のプログラム(Windows版「Safari」など)と、既存プログラムに対するアップデートを識別できるようにした。
Appleは3月、Software Updateプログラムで配布するアプリケーションにSafari 3.1を追加した。多くのユーザーは、これについて、人をだまして新しいプログラム(Windows XP版Safari 3.1)をインストールさせる行為として怒りをあらわにした。というのも、Software Updateは、すでにインストール済みのアプリケーションをアップデートするためのプログラムだったからである。
ライバル製品「Firefox」を開発するMozillaの最高経営責任者(CEO)John Lilly氏も不満を表明した人物の1人。
Lilly氏はブログで、「業界が構築しようとしているユーザーからの信頼を損なう」として、Appleの行為は間違えであると述べた。
現在Appleが提供するSoftware Updateでは2つのボックスが用意されている。1つは「New Software」、もう1つは「Updates」と分類されている。Safariは前回、「Updates」のボックスの中に入っており、「New Software」の添え書きなどはなかった。
Mozillaの関係者たちは変更に気づいたものの、完全に満足しているわけではなさそうだ。
Mozillaのコミュニティ開発担当ディレクターAsa Dotzler氏は米国時間4月17日「ファーストステップとしては良いだろう。次は「New Software」にデフォルトでチェックを入れるのを止めることだ。これが実現すれば、自分のWindwosマシンでApple Software Updateを利用してもよい気がする」と述べた。
Appleの広報担当はComputerworldの取材に対し、このたびの変更は新規のソフトウェアをアップデートと区別するために行ったと述べたものの、批判に応じたものなのか、そして(Dotzler氏が指摘したように)「New Software」をチェックなしの状態にするかについては触れなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」