MacクローンメーカーPsystarだが、調べれば調べるほど謎が多い。
Psystarは、「Open Computer」と呼ばれる製品を同社ウェブサイトで販売している。同製品は、基本的にホワイトボックスMacとも言える製品で、Mac OS X Leopardがプリンインストールされており、Mac OS Xに関するAppleの使用許諾に違反している。
The Guardianは米国時間4月15日、同社について所在地や所有者を調査している。同社の本業は、中小企業向けのITコンサルティングであり、ネットワークや電話機器のセットアップや技術サポートを提供している。
フロリダ州の事業記録によると、Psystarは2007年7月6日に登録され、マイアミの10645 SW 112番通りを所在地としている。同社は、問い合わせ先ページにこの住所を14日には掲載していたが、15日に10481 NW 28番通りと変更している。
一部のGizmodo読者は、同社所在地に行ったがPsystarらしき会社は見あたらなかったことを述べている。あるCNET News.com読者は15日夜、CottonImages.comというサイトが同住所を自社の住所として掲載していることを発見している。
Cottonimages.comは16日、Psystarについて何も知らないことをComputerworldに語っている。Gizmodoによると、Psystarの住所はその後再度変更されているという。
筆者は16日朝、Psystar幹部に電話をかけたが、Psystarのメールアドレスに質問を送るよう依頼された。同社は、ウェブサイトにあるOpen Computerが一般に知れてからの反響の大きさに対応できていないようで、同ウェブサイトは16日朝に一度ダウンしている。
Psystarに関連した別のニュースとしては、AppleがMac OS Xにかけた制限をバイパスするのをOpen Computerで可能にしているファームウェアエミュレータを開発した人物が、自分の技術が許可なく同社に利用されていると怒っているという。
「EFI v8」エミュレータを開発したNetkas氏は、同ソフトウェアが厳しい非営利ライセンス下で公開されていると述べている。Psystarは、同氏の貢献を一時認めていなかったが、同氏がEFI v8エミュレータの作成者であることを同社ウェブサイトの「Open Source」ページに追加し、「Psystarは、オープンソースプロジェクトを可能な限り進展させる」と述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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