ソフトウェアメーカーSAPの監督委員会は米国時間4月2日、販売の責任者を務めてきたLeo Apotheker氏の共同最高経営責任者(co-CEO)への昇格を承認した。
Apotheker氏の人事は即時に発効し、Apotheker氏はもう1人のCEOであるHenning Kagermann氏と共同で職務にあたることになる。Kagermann氏は2009年に退任する予定だ。
このたびの人事では、Apotheker氏が単独のCEOとして同職を引き継ぐことにも触れられている。SAPの共同創業者Hasso Plattner氏は声明で「新しい経営チームとともに(今後のビジネスやテクノロジー分野における)課題に挑戦するうえで、Leo Apothekerは理想的なCEOであり、Henning Kagermannの望ましい後継者であるとわたしは考えている」と述べた。
監督委員会はまた、SAPの取締役会にコーポレートオフィサーのErwin Gunst氏、Bill McDermott氏、Jim Hagemann Snabe氏の3人の新メンバーを任命した。本人事は7月1日に発効する。
Apotheker氏はSAP勤続19年。セールスとマーケティング部門を率いてきた。これまでの肩書きは最高経営責任者代理(Deputy CEO)で、1年前にShai Agassi氏がSAPを去ってからは、Kagermann氏の後継者と目されてきた。
SAPの次期CEO候補として注目されていたAgassi氏は2007年3月、SAPを去り、代替エネルギーやグリーンテクノロジーの分野に取り組んでいく決断を下した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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