音を聴いてみる。ソースはPCに入っている音楽ファイル。このレビューのド頭に“音にこだわる”とかいっておきながら、いきなり音楽ファイルで申し訳ない。
PS3のDNLAクライアント機能を使って、PS3からAVセンターに接続した上で試聴してみた。音楽ファイルはMP3なので、音質には期待をしていなかったのだが、予想以上の音にびっくり。鮮明さが増した印象だ。
次にCDを再生してみた。こちらもかなりのもの。より音域に幅を持たせた印象があり、ものすごく聴きやすい。リリースではケンウッドの音を支えるマイスターによる部品の選定や音質のチューニングがなされているようだが、それだけではないように感じた。
その要因はイヤーパッド。装着感がいいことは前述したが、それと同時に遮音性が高い。ノイズキャンセリング機能などなくても、外音に影響されずに、純粋に音楽だけを楽しめる。
ちなみに試聴した場所の近くには電車が通っており、通過するたびにかなりの騒音を撒き散らす。窓を開けていればテレビの声が聴きづらくなるほどのものだ。そんな状況にかかわらず外音がほとんど入ってこないのである。
逆に、呼び鈴や電話の呼び出し音まで気づかなくなるのでは、と心配したほどだ。もちろん、音量は必要以上に上げていない。
クラシックからロック、ポップスとひとしきり聴いたときには2〜3時間は経っていたのだが、例の耳が熱くなる現象はおきなかった。音質以上のこの装着感がもっとも歓心を得たものかもしれない。
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