[レビュー]マイスターの“称号”を持つヘッドホン--ケンウッド「KH-K1000」 - (page 2)

ケンウッド
内容:原音再生を追求するケンウッドから、ハイエンド向けのヘッドホンが登場した。同社が“音作り”の際、起用している“音質マイスター”によるチューニングで、自宅で楽しむヘッドホンの新たな楽しみ方を提案する。

音質マイスターエディションに相応しい高音質と装着感

  • 金メッキの標準ステレオプラグが最初から装着されている

 音を聴いてみる。ソースはPCに入っている音楽ファイル。このレビューのド頭に“音にこだわる”とかいっておきながら、いきなり音楽ファイルで申し訳ない。

 PS3のDNLAクライアント機能を使って、PS3からAVセンターに接続した上で試聴してみた。音楽ファイルはMP3なので、音質には期待をしていなかったのだが、予想以上の音にびっくり。鮮明さが増した印象だ。

 次にCDを再生してみた。こちらもかなりのもの。より音域に幅を持たせた印象があり、ものすごく聴きやすい。リリースではケンウッドの音を支えるマイスターによる部品の選定や音質のチューニングがなされているようだが、それだけではないように感じた。

 その要因はイヤーパッド。装着感がいいことは前述したが、それと同時に遮音性が高い。ノイズキャンセリング機能などなくても、外音に影響されずに、純粋に音楽だけを楽しめる。

 ちなみに試聴した場所の近くには電車が通っており、通過するたびにかなりの騒音を撒き散らす。窓を開けていればテレビの声が聴きづらくなるほどのものだ。そんな状況にかかわらず外音がほとんど入ってこないのである。

 逆に、呼び鈴や電話の呼び出し音まで気づかなくなるのでは、と心配したほどだ。もちろん、音量は必要以上に上げていない。

 クラシックからロック、ポップスとひとしきり聴いたときには2〜3時間は経っていたのだが、例の耳が熱くなる現象はおきなかった。音質以上のこの装着感がもっとも歓心を得たものかもしれない。

  • ステレオプラグを外すと、ミニステレオプラグが現れる

  • ステレオプラグはネジ式。簡単に外れることなく、外すときは無理なく外せる

  • コードは3m。アジャスターがないので、近くで使用する場合は、コードをまとめておく必要がある

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