具体的な機能についてもうちょっと突っ込んでみよう。基本機能となるウイルス対策機能では、定義ファイルベースのウイルス検知に加えてヒューリスティック検知も対応。この辺りの基本性能はしっかりしており、セキュリティ対策ソフトの性能評価として著名なWest Coast Labs Checkmark認証、VB100% Award、iCSA labs Antivirus認証をそれぞれ獲得している。
ファイアウォールでは、受信パケットのみ監視するWindowsファイアウォールとはちがい、双方向のパケットを監視して攻撃をブロックしてくれるほか、PCを利用している「場所」が家庭・職場か公共の場かを切り替えることで、簡単にブロック設定を変更できる。特定のプログラム、ポート、プロトコルによって通信の許可・ブロックをカスタマイズすることもできる。
特徴的な機能としては「パフォーマンス プラス」と「バックアップ」だ。パフォーマンス プラスは、PCのチューンナップを図るために更新プログラムの確認、HDDの最適化、不要ファイルの削除、ウイルスの確認、バックアップが必要なファイルの確認という複数の機能を自動実行してくれる。
手軽にセキュリティの確認とデフラグ、不要ファイルの削除を行ってくれるため、定期的に実行しておくといい。
バックアップは、外付けHDDなどに手軽にユーザーファイルをバックアップしてくれる。基本的にはユーザーが作成したテキストや画像、動画ファイルなどがバックアップの対象となり、定期的にバックアップすることが可能だ。写真が多いユーザーにとって便利なのが、写真のオンラインバックアップ機能を備えている点。別途有料のサービスだが、10GBの容量が用意されており、より安全に写真をバックアップできて安心だ。
バックアップの設定も簡単で、外付けのHDDやネットワークドライブを指定するだけ。バックアップに必要なファイルは自動で抽出されるので、問題がなければそのまま実行すればいい。スケジュール指定も可能で、最初は完全バックアップが行われ、それ以降は差分バックアップが行われる仕組みだ。
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