デル、「PowerEdge」シリーズにシングルソケットサーバの次世代モデル2機種

 デルは3月19日、x64系サーバ「PowerEdge」シリーズにおいて、エントリークラスのカテゴリを超えた性能、拡張性、信頼性を備えた「PowerEdge R300」(ラック型)と「PowerEdge T300」(タワー型)を発表した。

 同社のオンライン・ストアにて、同日より販売を開始する。価格は、PowerEdge R300 が17万1990円より。PowerEdge T300が15万9390円より。

 PowerEdge R300は、PowerEdgeサーバのラインナップに新たに加わったラック型サーバであり、PowerEdge T300はタワー型サーバ「PowerEdge 840」の後継機種にあたる。

 デルでは、今回の新製品2機種について、x86系サーバ市場で出荷台数が多く成長率の高いシングルソケットサーバにおいて、従来の基準を上回る高いパフォーマンスと可用性、安全性を実現した同社の次世代モデルであると説明する。

 プロセッサには、最新のインテル Xeonプロセッサ3300番台の搭載が可能。同プロセッサは、消費電力を95Wから80Wに低減しながら通常版と同等の処理能力を持ち、約16%の高い省電力性と優れたワット性能比を実現したクアッドコアプロセッサだ。

 チップセットには、2ソケットサーバ用のインテル 5100チップセットを採用し、Xeon 3300番台のほか、Xeon 5400番台、Core2 Duo、Celeronの計4ジャンル(R300は8種類、T300は7種類)の幅広いプロセッサから、用途・予算に応じた幅広い選択ができる。

 可用性では、オプションでHDDのホットプラグや冗長化電源に対応するなど、ミドルクラス以上のサーバ機能を備えた。また、TPM1.2によるディスク内情報の暗号化や、内部USBコネクタを用いたセキュリティロック、診断プログラムの使用、ブートイメージからの起動が可能で、正面ベゼル内には鍵を備えるなど、運用における安全性も強化した。

 操作性・管理性では、システムステータスとサーバのIDナンバーが一目で分かるLCDパネルを装備。標準添付のサーバ管理ソフトウェア「OpenManage」によるシステム導入時のセットアップから、運用状況や電源使用状況の監視、障害の発見と対処、BIOSやドライバアップデートの実施など、幅広い機能を全て無償で提供する。

 さらに、オプションの「DRAC5(デル リモートアクセス コントローラ)」により、サーバの遠隔監視が可能になるなど、多彩な機能を備えた。

R300 PowerEdge R300
T300 PowerEdge T300

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