ハリウッドの脚本家らによるストライキのため、テレビシーズン番組によっては放映回数が減少した可能性がある。しかし、iTunesユーザーにはこの損失を埋め合わせる補償が提供されるようだ。
Apple関連情報ウェブサイトのiLoungeによると、Appleが「iTunes Store」のシーズンパス購入者に、脚本家によるストライキを埋め合わせるため、2話分をクレジットとして保証するという。ユーザーはこれを使って別の番組を購入できる。
Appleはまた、ストライキが原因で配信されなかった番組に対し、一部払い戻しを行うとも約束している。たとえば、シーズンパス購入時に20話の契約でパスを購入したが、2008年に17話しか配信されなかった場合、Appleが配信されなかった3話分をクレジットとして保証するということのようだ。差異がある場合、先の2話分のクレジットがどのように適用されるのかは不明だ。
米脚本家組合(WGA)は、自分たちの作品がインターネットダウンロードされた際の報酬体系を改善する交渉をしようと、約4カ月の間ストライキを実行した。これにより、人気ドラマなどがデジタルで配信されず、テレビ視聴者は再放送やリアリティテレビ番組を観るしかなかった。このストライキは2月に終了している。
インターネット経由で特定のテレビ番組用シーズンパスを購入することは、比較的新しいテレビの閲覧方法といえる。そして今回のAppleの対応は、ストライキへの対処としては興味深いものだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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