「The Wall Street Journal(WSJ)」紙は米国時間12日、Googleが「Ad Manager」という新サービスの試験運用を行っていると報じた。ウェブサイトの管理者は、Ad Managerにより、自分のサイトにおける広告の販売と配信に対して、従来よりも広範な管理能力を得ることになる。
記事によると、サイト管理者はGoogleの広告を掲載するほかに、独自の広告を掲載したり、他の広告ネットワークの広告を配信することも可能になるという。広告の種類は、テキスト広告、ディスプレイ広告、動画広告などがあり、無料で広告を掲載できる。これに対し、DoubleClickのような広告配信企業は、広告を掲載するサイトに課金するのが一般的だ。Googleは3月11日、欧州委員会の最終的な承認を得て、DoubleClickの買収手続きが完了したと発表した。
Googleによると、DoubleClickの広告配信サービスが大企業を対象としているのに対して、Ad Managerの対象は中小規模のパブリッシャーだという。同社の広報担当者はWSJ紙の取材に対し、DoubleClickのサービスを無料化するのではないかとの憶測が流れているが、今のところそのような計画はない、と答えている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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