現在、インターネットユーザーを囲い込もうと、デジタル空間の陣地争いが繰り広げられている。そして、世界中の大勢のインターネットユーザーにサービスを提供するのに欠かせない主要な基盤は、データセンターで情報を処理する何万台ものサーバだ。
Microsoftが広さにして約50万平方フィート(約4万6452平方m)を越えるデータセンターを24棟建設する計画を進めているとの情報を得たと、Nick Carr氏が報じている。Carr氏によると、データセンターの建設予定時期は不明だという。
24棟のデータセンターの延べ面積は1200万平方フィート(1.1平方km)になると噂されているが、「Data Center Knowledge」のRich Miller氏は、この計画について次のように解説している。
「Wal-Mart」の巨大スーパーマーケットに換算して65店舗分をサーバで埋め尽くすのに等しい。コンピュータの設置面積はバチカン市国の面積の2倍以上になるだろう。IBMのデータセンターの総面積である800万平方フィート(0.74平方km)の1.5倍以上だ。しかも、Carr氏は、これはまだ「第1段階」だと書いている。
1200万平方フィートのデータセンターを建設するというこの計画は、まだ正式確認されていないことを心に留めておくべきだろう。だが、Microsoftが21世紀にも20世紀と同様の成功を収めたいとの野心を抱いていることを考えれば、この計画も机上の空論ではなく、現実化する可能性がある。クラウドコンピューティング時代を迎え、Microsoftは自社の法人向けソフトウェアの最大の顧客の1つになるかもしれない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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