矢野経済研究所は3月3日、ユーザー企業のIT投資実態に関する調査を実施、結 果を発表した。
調査によると、2007年のIT投資の構成比をみると「ハードウェア(30.7%)」 が最も多く、次いでソフトの「ベンダ開発又は自社開発(23.2%)」、サービスの 「運用保守(21.1%)」となっている。2007年〜2009年のIT投資構成比の推移では、 ハードウェアや、ベンダーもしくは自社による開発、パッケージに対する投資が若干減少し、代わりに運用保守、アウトソーシングが若干増加する見込みとなっている。
SaaSに対する投資は2007年度には全体の1.0%程度だが、2009年度には1.5%にまでわずかながら伸びると見ている。
今後3年間のSaaSの利用意向を聞いたところ、「なし」と回答したのは68.8%で 特に中小企業、「ある」と回答したのは30.1%で大企業が多かった。利用しない理由 としては「互換性/システム間移行が難しそうだから(17.5%)」、「カスタマイズ 性に乏しそうだから(17.0%)」、「操作性(使い勝手)に懸念(15.2%)」などが 多く挙げられた。
調査は2007年12月〜2008年1月、国内のユーザー企業を対象に郵送によるアン ケートを実施したもの。有効回答数は565社。
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