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マイクロソフト、「Vista SP1」を一部の一般ユーザーに誤って早期に配布

文:Ina Fried(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル
2008年02月25日 14時14分
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 Brett Zehr氏は米国時間2月21日、自分の「Windows Vista」搭載PCで新しい更新プログラム(Service Pack 1)が適用できる状態になっているのを見て驚いた。

 このソフトウェアは3月中ごろまで入手できないはずだったが、21日の不具合によってZehr氏などの一部の一般ユーザーがVistaの更新プログラムをダウンロードできた。

 この更新プログラムはWindowsの自動更新機能でインストールされたものではなく、Vistaの64ビット版を使用しているユーザーがWindows Updateから「新しい更新のチェック」を選択したときに一覧表示されるものだった。

 「SP1のあるビルドがWindows Updateに掲載され、意図せずに一般のユーザーから利用可能な状態になってしまった」とMicrosoftは声明で述べている。「このビルドは高度な技術を持つテスターのみを対象としたものであり、PCに特定のレジストリキーが設定されたテスターだけに配布されることになっていた。一般ユーザーを対象にしたSP1の配布時期については、やはり3月中ごろを予定している」(同声明)

 イリノイ州にあるテクノロジのリース企業に勤務しているZehr氏は、アップグレードの所要時間は1時間かからず、一見してすぐに目につく問題点はないと述べている。

 「残念ながらマシンにさわる時間が十分にないので、どこか具体的に改善された点や悪くなった点があるかどうか判断することはできないが、万が一に備えて常にイメージのバックアップは取っている」とZehr氏は電子メールによるインタビューで答えている。「これまでのところは良好だ」(Zehr氏)

 Zehr氏はほかにも2台のVistaマシンを持っており、そのうち1台はやはり64ビットシステムだが、これらのPCでは利用できるSP1は確認できなかった。この不具合が誰かに起こらなければならなかったのだとしたら、それが自分だったことがうれしいとZehr氏は述べている。

 「わたしはコンピュータマニアでもあるので、それが不具合であろうとなかろうと、Microsoftは最高の実験台を選んだことになる」とZehr氏は述べる。同氏はVistaのベータテスターではなかったが、「Windows XP」が2001年に発売される直前にテストを手伝ったことがある。

 Microsoftは2月初めにSP1のコードを完成させた。一部の未解決のドライバ関連の問題のために当初はすべてのユーザーに3月まで待ってもらう計画だった。しかし、同社はこの方針を少し緩和し、2月中ごろにボリュームライセンスの契約を結んでいる企業とMSDNとTechNetのデベロッパーを対象にSP1を配布することにした。

 この不具合はMicrosoftにとっては最近になって2つ目のSP1関連の問題である。同社は別の更新プログラムの公開を中止しなければならなかった。この更新プログラムはSP1に移行するために必要なファイルのセットであり、これらのファイルが原因で一部のユーザーが、再起動が無限に繰り返されるサイクルから抜け出せなくなった。

 最新情報:Microsoftは以前のコメントを修正し、一定の方法によって自動更新の設定を構成したユーザーでは、更新プログラムが自動的にインストールされた可能性があることを認めた。

 Microsoftの関係者はまた、自動インストールされたバージョンはたとえベータ版の表示があったとしても実際にはRTM版(Release to Manufacturing:製造工程向けリリース)であると述べている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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