今回のテーマは「飲料の自動販売機利用に関する調査」。
飲料の自動販売機の利用について、購入頻度や場所、および支払方法を聞き、この1年間の利用の変化について尋ねた。
今回の調査は2月12日〜2月14日で行い、全国の13歳以上の男女1758人(男性61.0%、女性39.0%)から回答を得た。
「自動販売機(飲料)の利用頻度」を聞いたところ、「週に1〜2回程度」(27.1%)が最も多く、次いで「月に1〜2回程度」(22.3%)、「週に3〜4回程度」(13.0%)という結果になった。これを、職業別にみると「有職者」は購入頻度が高く、「専業主婦(夫)・家事手伝い」は購入頻度が低いことが明らかになった。
「支払い方法」を聞いたところ、「現金(硬貨)」(97.0%)が圧倒的に多く、次いで「現金(紙幣)」(33.6%)となった。電子マネーの中では、「Suicaカード・ICOCAカード」の利用者が最も多く5.6%であった。最近、都心部では駅構内でよく見かけるようになった「電子マネー対応自動販売機」だが、全国的な普及を含めて利用者増大はこれからとなりそうだ。
電子マネー利用者に「利用する理由」を聞いたところ、「財布を出す(開く)手間がない」との理由が66.5%と最も多く、次いで「小銭が増えない」48.6%、「利用するとポイントが貯まる」28.5%が続く結果になった。
性別でみると「財布を出す(開く)手間がない」という理由は男性より女性の方が17.8ポイント多く、一方「小銭が増えない」という理由は女性より男性の方が14.6ポイント多かった。「小銭入れを衣服のポケットに入れる」男性と、「財布をカバンの中に入れる」女性など、現金の持ち方の男女差がここに表れているともいえる。
最後に、この1年間での購入頻度の変化を聞いたところ、10代〜20代は「高くなった」傾向にある人の方がやや多いのに対し、30代以上は「低くなった」傾向にある人の方が増加している。
購入頻度の変化の理由として、どの世代も第1位には「ライフスタイルの変化」があがった。また、自動販売機の利用頻度が低下した理由として、「コンビニエンスストアの普及」という意見もあげられていた。電子マネーの手軽さが普及することにより、自動販売機の利用拡大に寄与することを期待したい。
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