総務省は2月21日、国内におけるインターネットトラフィックの実態調査の結果を公表した。
今回行われた調査は、インターネットイニシアティブ(IIJ)、NTTコミュニケーションズ、ケイ・オプティコム、KDDI(旧パワードコムを含む)、ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコムのISP6社7ネットワークと学術関係者の協力のもと、2007年11月時点の国内ブロードバンド契約者のトラフィック総量を試算。その結果、トラフィック総量の平均は約800Gbpsとなり、同調査を開始した初年度の2004年11月に比べ、約2.5倍に増加した。
また、ブロードバンド契約者のダウンロードとアップロードの比率は3年前の約1.1倍から1.4倍に広がり、ダウンロードが主流となっていることが示された。時間帯別では、ダウンロード・トラフィックのピークは、依然21時と23時ごろに分布し、年々明確になってきているという。
そのほか、ISP間で交換されるトラフィックの集計では、2006年11月以降、国外ISPから協力ISPに流入するトラフィック量が急増しており、2006年5月の調査データに比べて約2倍に増加。その結果、国外ISPから協力ISPへ流入するトラフィックが、国内ISPと直接交換するトラフィックを上回った。
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