アセントネットワークスは2月21日、ビジネス向けの機能を強化したWikiサービス「Tim wiki」の提供を開始した。
アセントネットワークスでは、以前からGoogle Gearsを採用したWikiサービス「Synki(シンキ)」を開発し、2007年11月よりベータサービスを提供していたが、同社のビジネス向け製品群を「Tim」という名称に統一したことを受け、Tim wikiと名称を変更した。
Tim wikiはビジネス用途に特化したWikiサービスだ。ユーザーごとに作成、閲覧のみ、閲覧と編集、閲覧編集および削除といった権限設定の管理ができるほか、情報を集約したダッシュボードページやアップロードしたファイルの一覧ページなども用意している。
「Wordとインターネット、メールを利用している人なら誰でも操作できることを目指した」(アセントネットワークス代表取締役社長の朴世鎔(パク・セヨン)氏)というインターフェースは、WISIWYG形式となっているほか、Tim wikiではダブルクリックでWikiの閲覧モードと編集モードを切り替えることが可能だ。
そして最大の目玉となるのがGoogle Gearsの採用だ。これにより、ネットワークに接続できない環境でもWikiの編集を行うことができる。編集したWikiの内容は、ネットワークに接続した際に同期される。
そのほか、多人数でWikiを編集する際に起こるバージョン衝突についても、衝突したバージョンを見比べて最新のバージョンを作成する機能も備えている。
同社ではTim wikiをSaaS形式で提供する。価格は1プロジェクト、ファイル容量20Mバイト、ユーザー数10名まで無料で利用できる「Free」プランから、プロジェクト数やユーザー数が無制限、ファイル容量12Gバイトの「Max」プランまで5つのプランを用意する。また、今春をめどに、システムでの販売についても予定する。
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