チップ設計会社のTransmetaは米国時間2月7日、主要株主であるRiley Investment Managementからの一方的な買収提案を検討するためにPiper Jaffrayの協力を確保したと発表した。
「Transmetaの取締役会は株主価値を高めることに注力している」とTransmetaの最高経営責任者(CEO)であるLes Crudele氏は声明で述べている。「その使命の一環として、当社では助言を提供してくれる人的資源の拡充に取り組んでおり、Piper Jaffray & Co.をチームに迎えることができたことを喜ばしく思っている」(Crudele氏)
Transmetaは1日、Riley Investment Managementが現金による1株あたり15.50ドルの買収提案を一方的に提示してきたことを公表した。この動きは取締役会の再編成を求めていた12月の要求に基づくものであるとReutersは報じている。
Transmetaの6.6%の株式を保有するRiley Investmentはまた、買収提案の評価を8日までに完了するように要求した。しかし、Transmetaはそのスケジュールに合わせることはできないだろうと述べた。
Rileyの買収提案は1日の市場が開く前に発表され、これによってTransmetaの株価は約3%と小幅な値上がりをしてその日は1株あたり13.94ドルを付けた。
しかし、買収提案がなされた先週から比較するとTransmetaの株価はやや値下がりして7日早朝の取引では13.89ドルになった。
Transmetaの株価は、10月末にIntelと2億5000万ドルで和解したと発表した後で大きく値上がりした。この発表を受けて株価は前日終値の1株あたり4.18ドルから13.93ドルに急騰した。
Transmetaはパートナーからも多少の財政的な支援を受けている。2007年7月、同社はAdvanced Micro Devicesから750万ドルの出資を受けたと発表した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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