KDDI、日本籍船向けに衛星通信サービス--最大432kbpsの通信に対応

松田真理(マイカ)2008年02月01日 19時19分

 KDDIは2月1日、軽量小型のアンテナを使用して、海上での音声通話やデータ通信が可能になる「インマルサットFB(フリートブロードバンド)サービス」を日本籍船向けに開始すると発表した。

 インマルサットFBサービスとは、インマルサット第4世代衛星を用いた衛星通信サービスのこと。軽量小型のアンテナを使用して、音声通話、ISDNでの音声通話および64kbpsのデータ通信、最大432kbps(ベストエフォート)のデータ通信が可能だ。なお、音声通話とデータ通信は同時に利用できる。

 サービス開始時点では、第4世代衛星第1号機がカバーするインド洋海域、第2号機がカバーする大西洋海域が範囲になる。同社では、3月から4月ごろに第3号機の打ち上げを予定し、2008年末をめどに太平洋海域でも利用できるとしている。

 利用料金は、使用契約料が1契約ごとに1万500円。通信料金は、通常プランと定期利用割引プランの2種類。通常プランは月額使用料が無料で、IPパケット通信が1キロバイトあたり1.55円、音声通話が6秒あたり17円になる。定期利用割引プランは月額基本料金5000円が必要で、IPパケット通信が1キロバイトあたり1.39円、音声通話が6秒あたり15円(1年利用契約の場合)となる。

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