キャリア毎のモバイルインターネット利用に関する調査--モバイルECの利用に違いはあるか - (page 2)

Webマーケティングガイド2008年02月01日 13時00分

Q4.携帯電話ショッピングの購入商品ジャンル(複数回答)
 ここでは、Q1で「携帯電話ショッピングをここ1年間で利用したことがある」と回答した方に、携帯電話ショッピングで購入した商品ジャンルを聞いた。これによると、最も多かったのが「書籍・雑誌」で約41%、次いで、「CD・ビデオ・DVD」で約37%、「衣料・アクセサリー・ファッション」で約28%、「食料品・酒、飲料」で約27%であることがわかった。

 また、キャリア毎に、購入商品のジャンル上位3つを見ると、ドコモでは「書籍・雑誌」「CD・ビデオ・DVD」「衣料・アクセサリー・ファッション」、auでは「CD・ビデオ・DVD」「書籍・雑誌」「食料品・酒・飲料」、ソフトバンクでは「書籍・雑誌」「CD・ビデオ・DVD」「衣料・アクセサリー・ファッション」であることがわかった。

キャリア毎のモバイルインターネット利用に関する調査

 前回の自主リサーチの携帯電話のキャリア毎のモバイルインターネット利用に関する調査(上)で、携帯電話キャリア毎の「インターネット利用時間」「モバイル広告のクリック率」「クリックした広告の種類」「キャンペーン・懸賞の参加率」。そして、今回の調査で、携帯ショッピングの「利用率」「利用回数」「利用金額」「購入商品のジャンル」を調査した。

 これらの調査は携帯電話のキャリアにより、携帯電話のインターネットの利用、携帯ショッピングの利用に差が見られると考えた。というのも、たとえば、10月1日、「ボーダフォンライブ!」は「Yahoo!ケータイ」にのように、2006年10月よりソフトバンクにY!ボタンが設置されたように、各キャリアにインターネットへの導線などの取組みに違いが見られたからだ。

 しかし、以上の調査によると携帯電話のキャリアにより大きな違いは見られなかった。ただ、今回の調査ではドコモユーザーが他のキャリアと比較して、インターネット利用時間、モバイル広告のクリック、懸賞・キャンペーンの応募が多く、携帯電話ショッピングでも利用率、利用回数、利用金額が高い傾向にあった。キャリア間での年齢分布の違いも影響していると考えたが、この調査対象者のキャリア間での年齢分布に大きな違いはなかった。

 今後、検索エンジンの採用など、キャリアの取組みなどによって、携帯ショッピングの利用経験率には差が生じる可能性があるかもしれない。

本調査は、メディアインタラクティブが保有するリサーチ会員に対して行った調査となっております。 あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。 業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。 より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、 リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。

調査対象:パケット定額制でモバイルインターネットを利用しているユーザー
キャリア比:Docomo:33.3%、EZweb:33.3%、Softbank:33.3%
調査期間:2008年1月11日〜2008年1月15日
調査方法:インターネットリサーチ
調査機関:メディアインタラクティブ

 本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。
アンケート回収データ・クロス集計サービス・レポートは有料にてご購入いただけます。
調査や有料サービスをご検討の方はお気軽にお問合わせください。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]