セイコーエプソン(花岡清二社長)は1月28日、WXGA対応の3LCD方式フロントプロジェクター向けに、0.74型と0.56型の高温ポリシリコンTFT液晶パネル(HTPS)の量産を開始した。
新パネルでは、高開口率化を実現したデザインルールのD7プロセス採用による高輝度効率化により、明るいワイド画面映像を大画面で表示することができる。
WXGAのなかでも主流の1280x800ドットの解像度に対応し、XGAに対して約1.3倍の情報量が得られる。例えば、ビジネスシーンにおいて、年間グラフや複数の表やグラフを同時に表示するなど、情報量の多いデータによる効果的なプレゼンテーションが行える。
ウェブページ閲覧では、複数ブラウザの同時閲覧や縦長画面の2画面表示などが可能で、スクロールによるストレスも低減する。また、ハイビジョン画面にも対応し、PC上のデータだけでなく、ハイビジョン対応のプレーヤーやコンテンツなどワイド映像の表示にも適している。
0.56型、0.74型の2種類のWXGAパネルの商品化で、2000-3000lm超クラスまでのWXGA対応プロジェクターを実現する。
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