撮影された動画は各メンバーがまずiMovieやQuick Timeなどを使って簡単に編集し、最終的にはFinal Cut Express 4を使って仕上げる。すでにテンプレートがあるため、編集作業は1時間程度しかかからないという。
その後、できあがった動画をプライベートモードでYouTubeにアップロードし、メンバーの確認が取れた時点で公開する。ブログシステムはMovable Typeを使っているが、YouTubeの11ケタのビデオIDを入力すると動画がブログに貼り付けられたり、日付とURLが自動的にひも付いたりするようなカスタマイズをして、作業負荷を減らしているとのことだ。
なぜビデオブログをやっているのか、という点については、「参加者が全員ブロガーなので、コンテンツの価値は出してみないと分からない、ということが分かっている」と話し、行動すること自体に意味があるとの認識を示した。「ブログに動画を貼っている人はいるけれども、ビデオブログをやっている人は少ないから、やったらいいことがあるんじゃないかと思った」(いしたに氏)。今後についても「やりながら考えます」とのことだ。
このほか会場では、毎日動画を更新している「Megwin TV」のMEGWIN氏や、動画を使ったコントなどを行うお笑い芸人のアキラボーイなどが登場。独自の世界観を持つ動画を披露し、会場を盛り上げていた。
また、米国からは有名なビデオブロガーとしてSchiomo Rabinowitz(シロモ・ラビノウイッズ)氏が登場。Rabinowitz氏は米国のビデオブロガーイベント「Viogger 2006」を主催した人物で、ブログ「Echoplex Park」を運営している。
Rabinowitz氏はビデオブログをやっていて一番良かったことについて聞かれると、「こうやって日本に呼んでもらえたこと。日本に来るのは初めてなんだ」と冗談交じりに答えた上で、次のように語った。「いろんなメディア制作者に会えて、いろいろなことを学べたことが大きい。自分を世界にオープンにすることで、いろいろな人に知ってもらえた」
「個人としてのゴールは、ビデオを作り続けること、そして人とコミュニケーションし続けること。それはもちろん自分の楽しみのためだけれども、自分へのチャレンジはいつだってビジネスレベルではなく、個人レベルで起こることなんだ」
「日本でビデオブログはまだ始まったばかり。3年前は米国でも同じ状況だった。だからこそ、みんなでビデオブログについてもっと話をして欲しい。そうなれば、この業界がもっと力強いものになる。いまここにいるみんなが、ビデオブログの世界を作っていくんだから」
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