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ソーシャルメディアを巧みに利用するネイキッドジェネレーション--豪州パーティボーイ事件の場合

文:Caroline McCarthy(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル
2008年01月23日 14時56分
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 先週、インターネットは、サングラスを外すのを拒んでいるオーストラリアのティーンエージャーCorey Delaneyさんの話題で持ちきりだった。メルボルン周辺で放送されているあるニュース番組のキャスターが、Delaneyさん(16歳)にインタビューし、彼が両親の留守中に自宅にたくさんの未成年者を招いて開いたどんちゃん騒ぎと、警察から課せられた2万ドルの罰金について尋ねた。彼はこの上なくふてぶてしい態度で答えた。インタビューの全容はYouTubeなどいたるところで流されたが、ビデオを見た大勢の人はこの騒ぎが本当なのかいぶかしがった(本当にあったことだ)。

 その結果はこうだ。YouTubeで有名になり、Facebookの複数のグループが彼を支持し、ファンサイトがいくつも登場し、BustedTeesでも彼の似顔絵が描かれたTシャツが作られた。さらに、リアリティ番組のプロデューサーが彼を雇いたがっているとのうわさも流れている。2003年、Paris Hiltonさんがセックスビデオの流出をきっかけに国際的なスターの座にのし上がって以来、逆境を利用して有名になった話はなかった。Corey Delaneyさんは、ソーシャルメディアに慣れ親しんでいる今日のティーンエージャーや20代の多くの若者と同様、自分が何をしているか百も承知していた。

 われわれはネイキッドジェネレーション(裸の世代)だ。奇妙なずうずうしさを持ち、バイラルビデオでの評判を成功の足掛かりにしようとする。わずか2〜3年という短い間に、トップにのし上がる手段として、有名人の自己顕示術にちょっとした皮肉を加えて自身をブランド化する技を身につけた。カメラを自分に向けるのはオタクっぽくて変だということは認めるが、そんなことは問題ではない。なぜなら、われわれはオタクっぽくて変なことをすべて受け入れるからである。

 しかし、流行を生み出すどの若者世代も自己パロディに陥る時が来る。われわれもその時に近づいていたのだ。2007年、いかにもアイビーリーグ出身と言わんばかりのAleksey Vaynerさんと、YouTubeに投稿された彼の就活ビデオ、さらには、金融業界で働く若い男性が、仮病で休んだものの、Facebookにティンカーベルの衣装で安いビールを飲んでいる写真が投稿され、現行犯で逮捕された「ハロウィンフェアリー」事件で、その時は刻一刻と迫っていた。

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