ウォルト・ディズニー・ジャパンは3月1日より、携帯電話事業「ディズニー・モバイル」を開始する。専用の端末を年3回発売するほか、●●@disney.ne.jpという独自のメールアドレスを発行する。
ターゲットは20代から30代の女性。現在ディズニーが提供している携帯電話向けコンテンツサイトの利用者のうち、20代以上の女性が75%を占めているというデータに基づくものだ。このため、端末や提供するサービスもすべて大人の女性を意識したものとなっている。
第1弾として3月1日に発売される端末はシャープ製の「DM001SH」。端末の正面にミッキーマウスのシルエットをモノグラムとしてデザインしたほか、センターキーにもミッキーのシルエットをあしらった。色はShiny Silver、Glitter Gold、Sparkle Pinkの3色を用意する。
ワンセグ、モバイルFeliCaが利用できるほか、Windows Media AudioやSD-Audioに対応した音楽プレーヤー機能などを備える。ディスプレイは2.6インチのワイドQVGA液晶を採用した。ソフトバンクモバイルのHSDPA回線「3Gハイスピード」が利用できる。
起動画面やメニュー画面などにもディズニーのキャラクターをあしらう。内蔵コンテンツとして、ディズニーのオリジナル動画やアプリゲーム、着信メロディや着うた、着ボイスなどを用意。また、メールで利用できる絵文字やHTMLメール素材、写真を加工するためのスタンプやフォトフレームなどもオリジナルのものを揃えた。SIMカードもディズニー・モバイル専用のものを用意する。
端末右上には「Dボタン」というディズニーのロゴの「D」をあしらったボタンが搭載され、Dボタンを押すとディズニー・モバイルとヤフーが共同で開設する専用ポータルサイト「Disney Web」にアクセスする。
Disney Webではトップページのデザインが天気や時間、季節によって変わるほか、生年月日を登録すれば毎日の運勢も表示する。さらに、HTMLメールの素材などをダウンロードできる。
このほか、ディズニー・モバイルの契約者は、ウォルト・ディズニー・ジャパンが運営する月額105円〜315円のソフトバンクモバイル向け公式サイト「style:id」「ディズニー・モバイルシアター」などを無料で利用できる。
ソフトバンクモバイルの第3世代携帯電話網を利用しており、料金プランもソフトバンクモバイルに準じる。具体的には月額980円の「ホワイトプラン(D)」、ホワイトプラン(D)に月額980円を追加することで通話料が割り引きとなる「Wホワイト(D)」、家族間の国内通話が24時間無料となる「ホワイト家族24(D)」、月額通信料金を割り引く「新スーパーボーナス(D)」、パケット定額制の「パケットし放題(D)」がある。
ホワイトプラン(D)の場合、午前1時から午後9時までの間は、ディズニー・モバイル契約者同士だけでなく、ソフトバンクモバイル契約者との通話も無料となる。
月々の利用料金に応じてポイントがたまる「ディズニー・マジックポイント・クラブ」も開始する。月額利用料金100円で1ポイントが付与され、ポイントがたまるとキャラクターグッズやDVDなどと交換できる。
なお、今回発表された端末の料金については「今後発表する」(ウォルト・ディズニー・ジャパン)として、明らかにはしていない。また、加入者目標数についてもコメントを控えた。
ウォルト・ディズニー・ジャパンはNTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルの3キャリア向けに、合計88の公式サイトを運営している。同社によれば、登録者数は現在約350万件とのことだ。
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