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米国のベンチャー投資、2007年は投資額がほぼ11%増

文:Dawn Kawamoto(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル
2008年01月21日 11時25分
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 すべての起業家に告ぐ、金の流れに従え。

 もしそれに従ったなら、IT成功への道筋はクリーンテクノロジ(環境保全技術)事業とインターネット関連事業に行き着く可能性が高いと、PricewaterhouseCoopersと全米ベンチャーキャピタル協会(NVCA)が米国時間1月18日に発表した「2007 MoneyTree Report」の結果は告げている。

 米国のベンチャー投資家は2007年、前年比10.8%増の総額294億ドルを投資した。これは4年連続の増加となる。一方、2007年の総案件数は3813件で前年比5%という控えめな伸びだった。

 クリーンテクノロジ企業は2007年に22億ドルの出資を獲得し、前年比47%の大躍進を遂げた。また、クリーンテクノロジ関連の案件数は202件で前年比58%増だった。

 同リポートによると、主としてインターネットに依存したビジネスモデルを採用しているインターネット企業も、2007年はベンチャー投資の大きな部分を獲得した。この部門への投資額は46億ドルであり前年比12%増だった。

 ソフトウェアは歴史的にベンチャー投資の最大の部分を獲得してきた部門だが、2007年はそれほどめざましくなかった。ソフトウェア部門への投資水準はほぼ横ばいであり、2006年の投資額51億ドル(案件数920件)と比較して2007年は投資額53億ドル(案件数905件)の微増にとどまった。

 「ソフトウェア部門は横ばいではあるが、依然としてベンチャー投資の最大の出資先である」とCanaan Partnersのベンチャー投資家であるDeepak Kamra氏は述べる。「ソフトウェア部門の中でもSaaSやオープンソースが健闘している。オープンソースは企業にとってアプリケーションを低コストで開発する手段となっている」(Kamra氏)

 ベンチャー投資家はIPO(新規株式公開)やポートフォリオ企業の売却によって投資を回収する。そして2007年はいくつかの著名な取引でIPOブームに乗ることができた。

 「2007年はIPOにとって市場は追い風だったが、今後はIPO市場の活況が失われるのではないかと懸念している。しかし最終的にはIPO市場も復活するだろう」(Deepak氏)

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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