情報筋によると、SAPは現地時間1月15日、Business Objectsとの大型合併後に組織の再編成が実施されると従業員に通知を送付した。
SAPでインフォメーションワーカーや組織パフォーマンスに関するアプリケーションを担当するビジネスユーザー部門はBusiness Objectsに移管されると情報筋は伝えている。
いくつかの意味で、これは決して驚くべきことではない。
SAPは2007年10月に68億ドルでのBusiness Objectsとの合併を発表した際に、ビジネスユーザー部門責任者兼コーポレートオフィサーであるDoug Merritt氏がBusiness Objectsグループに加わり、SAPの最高経営責任者(CEO)であるHenning Kagermann氏ではなくてBusiness ObjectsのCEOであるJohn Schwarz氏の直下に配属されると発表した。
Business Objectsは合併後も引き続きSAP Group傘下の単独企業として事業運営を続ける。
2007年にウィーンで金融アナリストらを前に実施された発表によると、SAPのビジネスユーザー部門には、「Duet」、エンタープライズサーチ、モバイル、Adobeとのフォームソリューション、分析ダッシュボード、そしてガバナンス、リスクおよびコンプライアンス関連のソフトウェアや企業パフォーマンス管理ソフトウェアが含まれる。
Henning Kagermann氏とBusiness Objectsの幹部らは16日に報道関係者に対してこの件についてさらに詳細に語る予定である。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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