logo

ビジネス部門責任者のJ・レイクス氏、マイクロソフトを9月で退社へ

文:Ina Fried(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2008年01月11日 15時29分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 MicrosoftのJeff Raikes氏はどうやら、同社のFast Search & Transfer(FAST)買収に取り組む一方で、自身の退社を計画していたようだ。

 Microsoftは米国時間1月10日、Microsoft Business Division(MBD)の責任者を務めるRaikes氏(49歳)が9月に辞任予定であることを明らかにした。後任には、元Juniper Networksの最高執行責任者(COO)であるStephen Elop氏が就任する。

 Raikes氏は、「われわれの事業は成功を収めた。また、すでに十分な指導体制も整っている。これらを考慮すると、今こそ私がMBDを去り、新たな世代の指導者たちに後を託すにはちょうど良い時だ」と述べ、さらに次のように続けた。「私は今後もMicrosoftに身を捧げ、退職する9月までフルタイムで働く。その間に、新体制への移行がスムーズに進むよう、StephenやMBDの指導陣と緊密に協力できることを楽しみにしている」

 Elop氏(44歳)もMicrosoftの主要なライバル会社の1社であるAdobe Systemsとつながりがある。Adobeは2005年にMacromediaを買収したが、当時Macromediaの最高経営責任者(CEO)だったElop氏は、買収後Adobeの販売部門の責任者を務めてきた。

 Raikes氏は、MicrosoftのOffice事業を率いたことで最も良く知られている。ここ数年、同氏の責任の範囲は拡大し、Microsoftの全ての企業向けソフトウェアをカバーしていた。さらに最近では、同社のユニファイドコミュニケーション事業の責任者も兼務していた。

 MicrosoftのCEOであるSteve Ballmer氏は声明で、「Jeffは、Microsoftにおける輝かしいキャリアの中で、Microsoftに絶大な影響を与えたと言っても過言ではない」と述べ、さらに次のように続けた。「Jeffの穴を埋めるべく結成した才気溢れる指導チームが、今後も全世界の企業顧客のニーズに応えることに注力してくれるものと確信している。また、Stephen氏と協力しながら、事業を推進していけることを楽しみにしている」

 新体制への移行の一環として、同社のServer and Tools Business部門はMBDから分離し、同部門の責任者のBob Muglia氏は、Ballmer氏の直属の部下となる。

 またMicrosoftは9日、同社のM&A事業の責任者を務めるBruce Jaffe氏が2月末に退社すると発表した。

 余談だが、ブログ「Beyond Binary」は7日に、「MicrosoftのRaikes氏が計画しているのは、(FASTの)買収であり、自身の退職ではない」と述べていた。しかし、Raikes氏がFASTと交渉を進める一方で、退職を計画していたことなど誰が予想できただろうか。

 Raikes氏によると、同氏はかなり以前からBallmer氏に退職の希望を伝えていたが、社内で同氏の計画に気付いた者はほとんどいなかったという。恐らく、Raikes氏は7日の記事を見て、格別のスリルを味わったことだろう。

 人に喜んでもらうことは常にうれしいことだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

-PR-企画特集