ウィルコムがIntelの新しいモバイル機器用プロセッサ「Menlow」(開発コード名)を搭載した端末を開発しているようだ。米国で開催中の家電展示会「2008 International CES」(CES 2008)のIntelブースでは、「WILLCOM」と書かれた謎のモックアップが展示されている。
筆箱程度の大きさで、つやのある黒い表面に大きくウィルコムのロゴが書かれており、電源を入れると丸い明かりがゆっくりと点滅する。
Intelブースの説明員によれば、今回の展示ではプロトタイプの製作が間に合わなかったため、大きさを示すモックを用意したとのこと。詳細については明らかにされていないが、「PCと同等の機能を持つデータ通信端末」(説明員)とのことだ。OSはWindowsになるという。
Menlowはモバイルインターネット端末向けに設計された低消費電力のプロセッサとチップセットからなるプラットフォーム。シングルチップ設計のチップセット「Poulsbo」(開発コード名)と、2006年に出荷した超低電圧版モバイルプロセッサよりも5分の1の大きさで10倍の電力効率をもつプロセッサ「Silverthorne」(開発コード名)で構成される。Menlowは2008上半期中に出荷される予定で、ウィルコムの端末については「2008年半ばに市場に出るだろう」(説明員)とした。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」