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ハイビジョンレコーダーで動画を120%味わい尽くす--お気に入りガジェットバトン第32回

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 ドラマが好きだ。歌番組が好きだ。ニュースもルポ番組も、ワイドショーだって観る。アニメやスポーツ中継もチェック対象だ。古今東西、テレビはお茶の間の主役。手軽で安価な情報源であり、娯楽にも癒しにもなりうる家電なのだ。

アクオス君との出会い。運命の歯車は回りはじめた

 しかしながら、1日中テレビを観ているわけにはいかない。原則、放送時間に合わせて番組を観ることになるのだが、実際には無駄も多い。民放であれば、本編にCMを加えた時間分、拘束されるわけだ。そんなテレビライフのあり方を、ガラっと変えてしまったのがこやつである。デジタルハイビジョンレコーダー、シャープのアクオス君だ。

 出会いは突然に訪れた。いわゆる衝動買いというやつだ。

 ある休日の朝のこと。家電量販店のチラシを眺めていたら、目玉品として本機が売り出されていた。安い! 250ギガクラスの機種とたいして変わらない値段で、こやつは500ギガのハードディスクを備えていた。それでいて10万円をきるお値打ち価格。1ギガあたり○円として考えると、破格の値段設定だ。外付けハードディスクじゃないんだからと言うなかれ。とにかく、安いことに変わりはない。

出会いは突然、我がアクオス! 出会いは突然、我がアクオス!

大事なのは顔じゃなくてお尻でしょ!

i.LINKのDV入力/TS入出力とHDMI出力端子を装備。これでハイビジョン番組を高画質・高音質で残せる。ほかの機器との連携もバッチリだ i.LINKのDV入力/TS入出力とHDMI出力端子を装備。これでハイビジョン番組を高画質・高音質で残せる。ほかの機器との連携もバッチリだ

 さっそく店に出向き、装備をチェックする。前面には目もくれず、おもむろに機械のお尻を見ちゃうワタクシ。大事なのは、顔じゃなくて穴ですから。あらま、お下品。つまり裏側に付いている穴の種類で、協調性や将来性を見極めようという算段である。

 よっしゃあ! i.LINKとHDMI端子を確認。まあ、データの受け渡しに必要な穴が開いてりゃ何とかなるだろう、というわけね。

 今は映像をDVDに保存するのが主流だが、すでにブルーレイ(BD)やHD DVDの次世代ディスクに対応した製品も、手の届く値段になってきている。世代交代は近い。DVDも、いずれはブルーレイに移すのだ。VHSのビデオテープやデジタルビデオカメラの映像も手元にある。今までに撮りためたものを、次世代に引き継ぐことを考えねばなるまい。

消費電力をどう考えるか。それが問題だ

 アクオス君の応答の速さは特筆ものである。他メーカーと比べて派手な機能こそないが、約1秒で電子番組表や録画リストを表示する「一発起動」は、地味ながらバカにはできない。機械の立ち上げにまつわるストレスから解放されるのは大きい。ただしその分、消費電力がよけいにかかることになる。はたしてどれぐらい違うのだろうか。

 マニュアルを見てみると、本機の消費電力は55W。一発起動を「する」に設定した場合、待機消費電力は47Wだ。「しない」を選ぶと、最小で0.9W。つまり、一発起動のためだけに、50倍近い電力を使うことになる。平たく言えば、けっこうな電気代がかかる、ということだな。う~む、悩ましい。

 機械の性能は、利用者の性格に依存する。便利な機能も数字を見た途端に使えなくなってしまうようでは、本来の実力を発揮できないことも多い。心理的な壁をクリアするのは、意外に難しいのだ。

 幸い、本機には電源を切った後、2時間までスタンバイ状態を維持し、それ以降はハードディスクを停止させるという選択肢があった。利便性と経済性の間を取って、今のところはこれを利用している。待機消費電力は26Wだ。まだ少しもったいない気もするが、考えすぎるのもよくないだろう。

リモコンのボタンを押すだけで、すぐに操作できる「一発起動」。待たずに使えるのはありがたい! リモコンのボタンを押すだけで、すぐに操作できる「一発起動」。待たずに使えるのはありがたい!

 なんにせよ、気に入っている。実に効率的だ。観たい番組は録画予約して、放送時間にとらわれずに視聴できる。バンバン録って、観たら消す。保存先はハードディスクなので、ビデオテープのように2時間縛りがかかるわけではないため、残量を気にせずにすむのだ。CMは飛ばす。どうでもいい部分は早見で加速。アナウンサーがゆっくりわかりやすく話してくれても、うちでは早口言葉になってしまうのだわ。あしからず。

 器の大きさ(容量)とお尻の穴(端子)だけで選んだようなものだけれど、今ではアクオス君のいない毎日など考えられない。頼もしい存在です、はい。

平山 美江氏プロフィール

ビジネスソフト中心のパソコン生活を経て、暮らしを楽しむ家電に開眼。食器洗い機や衣類乾燥機など、家事サポート製品はひととおり揃えたので、今は趣味を充実させるデジタル家電に傾倒中。新三種の神器は、カーナビ・ケータイ・ハイビジョンレコーダー。そんな中、最近ラジオが復活した。アナログもまだまだ現役なり。


【使用製品】

シャープ アクオス デジタルハイビジョンレコーダーDV-ARW25


【購入時期】

購入時期 2007年3月

【お気に入り度合い】

ハイビジョンレコーダーを買う前と買った後で、ライフスタイルが大きく変化。気になる番組は電子番組表から計画的に予約するので、テレビを観ているというよりは録画を観ていると言ったほうが正しいかも。一度使ったら手ばなせませんっ!

【次回執筆者】

龍川優さん


【次回の執筆者にひとこと】

Macと着物をこよなく愛する編集さんです。博学で涙もろく、「たつさん」の愛称でみんなに親しまれている龍川さん。ただいまデジタル歩数計にメロメロだとか。お痩せになったそうですが、歩数計がよいのでしょうか?

【バトンRoundUp】

START: 第1回:澤村 信氏(カナ入力派の必須アイテムとは?) → 第2回:朽木 海氏(ウォークマンとケータイをまとめてくれる救世主とは?) → 第3回:大和 哲氏(ケータイマニアのためのフルキーボードとは) 第4回:西川善司(トライゼット)氏(飛行機の友、安眠の友、ノイズキャンセリングヘッドフォン) → 第5回:平澤 寿康氏(出張に欠かせない超小型無線LANルータ) → 第6回:石井英男氏(いつでもどこでもインターネット接続が可能なPHS通信アダプタ) → 第7回:大島 篤氏(電卓とデジタル時計の秘密) → 第8回:荻窪 圭氏(自転車とGPSがあればどこにでもいけます) → 第9回:田中裕子(Yuko Tanaka)氏(これでクラシックもOK!究極のカナル型イヤフォン) → 第10回:佐橋慶信氏(ビジュアル・ブックマークの実践方法とは?) → 第11回:清水隆夫氏(プロ御用達の業務用GPSデジタルカメラ) → 第12回:高橋隆雄氏(傭兵たるものガジェットなど持たぬ!) → 第13回:野本響子氏(「壊れても買い続けたい」理想のロボット) → 第14回:本田雅一氏(本田雅一氏の求める条件にピッタリはまる「あのデジカメ」) → 第15回:塩田紳二氏(紙に書いて「デジタルデータ」になるアイテム) → 第16回:山田祥平氏(山田祥平氏が愛用する移動時間の必須アイテム) → 第17回:元麻布春男氏(元麻布春男氏が「感心した」ガジェット) → 第18回:鈴木淳也氏(ノートPCモバイラーに必須のアイテム) → 第19回:小山安博氏(ライフスタイルを快適にするアイテム) → 第20回:海上忍氏(最強の“心理的防音ルーム”を実現するアイテム) → 第21回:大谷和利氏(古くなっても旧くならないデジタルカメラ) → 第22回:山路達也氏(ラジオを新たなメディアに進化させる「radio SHARK 2」) → 第23回:川野 剛 氏(あと10年は使いたい頑丈なデジカメ) → 第24回:野田幾子氏(面倒を楽しませてくれるウチの亭主) → 第25回:井上真花氏(デジタルだけどアナログのよさを持つ10年選手) → 第26回:安田理央氏(録音するならコレがいい!) → 第27回:とみさわ昭仁氏(コレが「僕の人喰い映画館」) → 第28回:米光一成氏(一度味わうとやめられない便利さ) → 第29回:小野憲史氏(小型で軽量、薄暗いところもシッカリと!) → 第30回:Jo Kubota氏(いつでもどこでも自作・分解するツール) → 第31回:唯野司氏(こよなく「DSテレビ」を愛す)

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