ドワンゴとニワンゴが共同運営する動画コミュニケーションサイト「ニコニコ動画」で人気の楽曲、「みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」の著作権の一部が社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)に信託された。「みくみく〜」はほかのユーザーが動画を投稿する際の楽曲としてもよく使われているが、今後利用したい場合には、どのようにしたらよいのだろうか?
ドワンゴに聞いたところ、ニコニコ動画内での利用については、「ユーザーに代わってニコニコ動画が使用料を支払う方針でJASRACと協議している」とのこと。ただし、ニコニコ動画以外での利用については、各サイトやサービスの方針によるという。なお、GoogleのYouTubeも楽曲の使用料の支払いについて、JASRACと話し合いを進めているところだ。
個人がJASRAC管理下の楽曲を使いたい場合は、JASRACに使用料を支払う必要がある。用途により利用料金は変わるが、たとえば非商用で、ネットワークを利用した音楽配信をしたい場合は、1曲年額1200円、もしくは月額150円。利用料金や申し込み手続きについてはJASRACのサイトに掲載されている。
また、JASRACが管理していない楽曲については、個別に楽曲管理会社もしくは著作権者に問い合わせる必要がある。
なお、「みくみく〜」については、当初アーティスト名が「初音ミク」となっていたとして、クリプトンから抗議がなされていた。これを受け、「みくみく〜」の出版権を持つドワンゴ・ミュージックパブリッシングはアーティスト名を「ika」に変更した。また、JASRACへの信託に関して、クリプトンでは「知らなかった」としてドワンゴ側に抗議している。
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