スプラシアは12月21日、動画共有サービス「Sprasia」クローズドベータ版のユーザー数を拡大する。
Sprasiaはソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の機能を備えた動画共有サービスだが、2点の大きな特徴がある。まず1点目は、ユーザーが撮影した動画にさまざまなエフェクト(特殊効果)をつけた形で公開できるということ。そして2点目は、ほかのユーザーが作成した動画についても、独自にエフェクトをかけることで、新たな動画を作成できるということだ。
ユーザーは、アップロードした動画を、同社開発の「effectunes」と呼ぶFlashインターフェースのオーサリングツールを利用し、ブラウザ上でさまざまなエフェクトや音楽などをつけた上で公開できる。
エフェクトは爆発、雷、ビームといったものをはじめとして300種類ほど用意されており、クリスマスなど季節のイベントによっても追加されていく予定だ。さらに、ユーザーが画像をアップロードし、エフェクトの動作を選択することで、オリジナルのエフェクトをつけることもできる。作成したエフェクトについても、動画同様にユーザー間での共有が可能だ。なお、音楽についてはSprasiaで用意されたものを利用する必要がある。
また、公開されている動画には、ニコニコ動画と同様に再生時間を指定したコメントの入力ができるほか、「effectunesに取り込む」というボタンをクリックすることで、動画を作成したユーザーでなくとも、エフェクトを変更・追加し、別の作品として公開できる。effectunesを使わなくとも、簡単なエフェクトだけであれば、動画の再生画面上で追加することも可能だ。
動画は非公開もしくはSNS内の友人まで、SNS内全体で公開範囲を設定できるほか、HTMLタグをブログなどに貼り付けることで、ブログやウェブサイト上にも設置できる。
対応するファイル形式はAVI、MPG、MPEG、3GP、FLV、ASF、ASX、WMV、MOV、MP4。動画の容量は、1ファイル50Mバイトまでで、合計500Mバイトまでとなっている。
現在500名限定のクローズドベータ版サービスとして運営中のSprasiaだが、12月21日午後から新規ユーザーの募集を再開する。今回募集するユーザー数について、同社では「特に数を限定している訳ではないが、登録状況とシステムの状況をみて制限する」としている。また、今後の利用動向をふまえて、2008年初頭にもオープンベータ版のサービス提供を予定する。
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