「Commodore 64」の生みの親、J・トラミエル氏インタビュー

文:Daniel Terdiman(CNET News.com) 翻訳校正:大熊あつ子、吉武稔夫、高森郁哉2007年12月19日 14時05分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 パーソナルコンピュータの歴史に最も大きな影響を与えた人物について語るとき、人はよく、Steve Jobs氏、Steve Wozniak氏、Bill Gates氏、Paul Allen氏、Gordon Moore氏、Andy Grove氏などの名前を挙げる。

 だが、確実に彼らと同じグループに属する人がもう1人いる。Commodoreの創業者で、後にAtariの最高経営責任者(CEO)を務めたJack Tramiel氏だ。 「Commodore PET」や「Commodore VIC-20」、さらに、パーソナルコンピュータ史上最も販売台数が多いとされる「Commodore 64」(C64)を世に送り出した人物として、Tramiel氏は、他の誰よりも強い影響力を持っていたのかもしれない。

 この意見に異を唱える人もいるだろう。しかし、アウシュビッツ収容所を生き抜き、米陸軍に入隊したものの、軍でタイプライターを修理するより電子製品を製作することに自分の未来を託そうと決意して除隊したTramiel氏を、シリコンバレーの年長者たちが尊敬していることは間違いない。

 米国時間12月10日夜、ひげに白いものが目立つようになったシリコンバレーの賢者たちは、C64の25周年を祝う会に出席するために、カリフォルニア州マウンテンビューにあるコンピュータ歴史博物館に集まった。その席上で注目を集めたのは、もちろんTramiel氏だ。その理由は、彼がめったに公の場に姿を現さないから、だけではなかった。

 この日、Tramiel氏を祝うために、Wozniak氏、「IBM Personal Computer」(IBM PC)の開発メンバーだったWilliam Lowe氏、「Pong」のデザイナーのAl Acorn氏など、多くの著名人が会場に駆けつけた。

 祝賀イベントの間に、Tramiel氏はCNET News.comの取材に応じ、自身が作った最も有名な製品について、パーソナルコンピュータの現状について、さらに、1980年代半ばにC64ユーザーとAppleの「Apple IIe」ユーザーとの間で本当に文化戦争が起こったかについて話してくれた。

--Commodore 64の25周年は、あなたにとってどんな意味がありますか。もう25年も経ったなんて信じられますか?

 もちろん、信じられますよ。1日1日の積み重ねですからね。

--今でもCommodoreをお使いですか。

 ええ、C64を使っています。

--何に使っているのでしょうか。

 ゲームです。

--お気に入りのゲームは何ですか。

 「パックマン」です。

--1日何時間ぐらい、C64を使いますか。

 ほんの数分です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加