「ロック解除された」フランス向けの「iPhone」に650ユーロをつぎ込む前に注意しよう。CNETが運営するサイト「iPhone Atlas」のスタッフによると、フランス向けのiPhoneには同国内に制限するロック機構があり、フランスで操業している携帯電話会社のSIMカードしか使用できないという。つまり、フランスで購入したiPhoneをスペインや米国などの外国に持ち込み、現地のSIMカードを挿入しても、現地の電話会社を利用して発信できないということだ。外国に出ても、フランスの電話会社に国際ローミング料金を支払わねばならないので、フランス在住者以外にとっては賢明な買い物とは言えない。
このように、フランス国内キャリアに限ってロック解除されたiPhoneで、外国製のSIMカードを使用しようとすると、電話の発信、テキストメッセージの送信、他のネットワーク機能の利用などができなくなる。
これはほぼ間違いなく、Appleが組み込んだ制限だろう。Appleは、米国と英国でそれぞれの国の携帯電話会社と独占契約を結んでおり、フランスから「ロック解除された」iPhoneが両国に持ち込まれるのを阻止したいはずだ。
フランスは今のところ、「ロック解除された」iPhoneを購入できる唯一の国だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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