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マイクロソフト、「PlaysForSure」プログラムを終了

文:Ina Fried(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007年12月14日 14時00分
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 Microsoftはその音楽戦略において、ターニングポイント、つまり、問題があったことを認めるという点に到達した。

 2006年に「Zune」の発売を発表した際、Microsoftは、「Windows Media」テクノロジをベースに互換性のあるデバイスとサービス同士の融合を目指す「PlaysForSure」プログラムについて、終了するのではないかという見方を否定していた。

 だが、明らかに悪い予兆はあった。

 しかし、Microsoftを囲む状況ははっきりしないものだった。Microsoftは「Windows Vista」でサポートされることが決定していた音楽配信サービス「URGE」でMTV Networksと提携していた。同サービスは正式に開始されていなかったため、同社が単独行動を明らかに予定していたにもかかわらず、提携関係を完全に解消することは困難だった。

 だが、Microsoftは今週に入って、PlaysForSureバナーの掲載を終了する方針を明らかにした。今後、同社のサービスおよびデバイスには見慣れた「Certified for Windows Vista」ロゴが貼付されることになる。

 2004年に始まったPlaysForSureは、「iTunes」と「iPod」のように固定された組み合わせとは異なり、融合が可能なデバイスとデジタル音楽サービスが数多く存在することをユーザーに理解してもらい、彼らの「選択」の幅を広げることを目的として生まれた。しかし、Zuneにより、MicrosoftはAppleが正しかったことを認めている。

 興味深いのは、これまでも、そしておそらく現在でもMicrosoftの当初のアイデアには評価すべき点があるということだ。問題はPlaysForSureのコンセプトではなく、一部のPlaysForSureプレーヤーが音楽配信に対応していないなど、実情を必ずしも反映していないことにあった。

 レコード会社、ハリウッドの映画会社、NBCに対するAppleの挑戦から、なぜ愛用のデバイスが1つのサービスに対応しているだけではユーザーが飽き足らないか、その理由を垣間見ることができる。筆者も、Appleの囲い込み戦略よりMicrosoftの囲い込み戦略を選ぶということに比べ、数多くの優れたサービスを利用できるデバイスをどちらかといえば好むと思う。

 音楽配信戦略をめぐる戦いにおいて、PlaysForSureが勝者になることを望む、というユーザーは他にいないだろうか?

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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