12月10日、東京・新宿区の小学校跡地に設けられた芸能花伝舎の体育館で、NTTドコモはキッズケータイの新機種「キッズケータイ F801i」を発表した。12月20日に全国一斉に発売開始し、価格は3万円台後半から4万円程度。割賦販売にも対応する。
2006年3月に登場し、約20カ月渡って累計約48万台販売されている前モデル「キッズケータイ SA800i」と同じく、サムライ クリエイティブディレクター/アートディレクターの佐藤可士和氏が端末をデザインした。大人が持っても違和感がないようなデザインを目指したという。
SA800iと同様、円がアクセントとなっている。端末背面にあしらわれた円は、約100dBの大音量を発生する防犯ブザー用「大型スピーカー」、緊急時に高輝度にLEDが光る「ひかりリング」の機能を搭載した。
ユーザーの声を反映した新機能として、「ちょこっと通知」「はなれたよアラーム」「防水機能」「あんしん電池」などを追加。ちょこっと通知は、道に迷ったときなどに防犯ブザーを鳴らすことなく、自分の居場所を親などにメールで通知できる。はなれたよアラームは、携帯電話を置き忘れた場合などに、携帯電話から一定以上の距離があくと音で置き忘れを知らせるとともに、自動的にロックをかける。また、一定以上の距離を離れてから5分で、置き忘れた場所を親にメールで知らせる。逆に、近くにあるのに携帯電話が見つからないというときには、「おまもリモコン」のサーチボタンを押すとアラームを鳴らしてケータイの場所を知らせる。バッテリーのメモリが1つになると、画面表示や音、バイブ、ランプなどで知らせる機能も備えた。
子どもはいろいろなところで遊ぶために水に落としても大丈夫なように、防水機能を追加。また、設定した時間に自動でマナーモードに切り替える「あんしんスケジュール」機能も搭載した。これにより、学校にいる間はマナーモード、自宅では通常モードに自動的に切り替えることが可能となっている。
さらに親が各種機能を設定しやすいように「あんしんセット」を用意。防犯ブザー、発着信制限、セキュリティ設定など、必要な設定を画面に従い操作するだけでまとめて設定できる。
子どもでも安心して利用できる「キッズiメニュー」も強化。閲覧可能なサイトは77サイトになった。このほか、携帯電話の使い方をクイズ形式で学べる「キッズセーフトレーニング」、絵本アプリ「ゾウのおくりもの」、「国語辞典」「旺文社ケータイでる順」「地図アプリ for Kids'」など楽しく学べるコンテンツもプリインストールしている。また、ボタンを押すと、ドレミで演奏ができる「演奏機能」も付いている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」