エンターテインメント向けのオンラインポータルはこういった戦略のどこかにはまると思われる。しかし、iTunes StoreやRhapsodyとは別に、あるいはZuneストアにあたるものを開設することに意味があるのだろうか?こういったコンテンツ関係すべてをすりあわせるようなことは、まず誰もやりたいとは思わないだろう。そして何と言っても、Dellは何を置いてもまずハードウェアメーカーである。なお、ZINGやzingspot.comに関する今後のDellの計画について、同社からコメントを得ることはできなかった。
とはいえ、ZINGはかなり優れたテクノロジを開発しており、それをSanDiskのSansa Connect製品にライセンス供与している。それはリアルタイムのオーディオストリーミング用ソフトウェアであり、同ソフトウェアを用いることで、楽曲をオンラインソースから、あるいは他のポータブルデバイスから無線で入手することができる。しかし、SanDiskはコンテンツソースとしてYahooの音楽サービスを利用している。そのため、Dellはこのソフトウェアを用いるデバイスを製造することになれば、自社独自のポータルを作るか、既存のオンラインストアと提携することになるだろう。
また、ZINGはかなりしゃれた響きのするブランド名であり、Dellが本社を置いているテキサス州ラウンドロックで何を開発していたとしても、新鮮で適切なイメージをもたらしてくれる可能性がある。ZINGブランドは、Dellが今後発売するメディアプレイヤーとしてお目見えすることになるのか、それともまったく新しいデバイスとして登場することになるのだろうか?今後に注目だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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