ワインのレビューサイトおよびソーシャルネットワークである「Snooth」を7月に初めて取り上げた(同記事)が、それ以来、本サイトはかなりの進歩をみせている。Web 2.0的な観点からして最も興味深い機能は、非常に便利な検索エンジンである。Snoothはワインに関して自然言語に近いサーチクエリを解析し、それをワイン特有の要素、例えば「Type」(白、赤、その他)、「Varietal」(メルロー、カベルネ、シラーズ)、「Region」、「Vintage」そしてユーザータグに分類する。本サイトは「Cab」がブドウ品種の「Cabernet」と同義であることや、「BBQ」と「barbecue」が同じユーザータグを指していることを判別する。
これにより同サイトは最終的に実に洗練された味わいとなり、またソーシャルネットワーク機能で締めくくられている。例えば、自分と同じワインを好む人々を探し出し、彼らのレーティングを追跡し、新しいボトルを購入することもできる。また従来どおり、本サイトは協調フィルタリング手法を使い、利用者にワインを推奨している(自分の嗜好を伝えると、ユーザーにより評価された同様の品質を備える他のワインを探し出してくるのだ)。
同社は以前の約30万ドルの出資に加えて、最近100万ドルの出資を取り付けた。最高経営責任者のPhilip James氏は、同サイトが今では200万件のワインレビューを保有し、われわれが前回拝見したときと比べると倍増していると述べた。レビューのほとんどが、Snoothの取引相手から得られている。これもSnoothの収入源となっている:ユーザーが小売業者のリンクをクリックするごとに、Snoothは紹介手数料を手に入れるわけだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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