まずパッケージだが、SE210/SE310は透明の樹脂を使ったいわゆる「ブリスターパッケージ」、SE420/SE530は高級感のあるボックスタイプとなっていた。しかし今回のSE110では、両者のどちらとも違うスタイルを採用。紙箱の中にブリスターパッケージを入れた方式となっており、個人的にはSE210/SE310よりも扱いやすい印象を受ける。
次に、付属品を上位モデルのSE210/SE310と比較してみよう。イヤパッドは「トリプルフランジ・イヤパッド」が省略され、「ソフト・フレックス・イヤパッド」と「ソフト・フォーム・イヤパッド」が各3サイズ、合計で2種類6組となった。エントリーモデルにもソフト・フォーム・イヤパッドを付属するあたりに、音質に対するSHUREのこだわりが感じられる。
延長ケーブルは、SE210/SE310と同じく91cmタイプを採用。中には“91cmは長い”と感じる方もいると思うが、SE Modelsでは本体ケーブルが45cmと、SHUREの他シリーズや他社製品に比べて短めに設計されている。
これは、iPod shuffleなど胸元にポータブルオーディオ本体を取り付けた際、ケーブルが弛まずに使える最適な長さだ。本体を胸元に付ける場合はそのままで、バッグなどに入れて使う場合は延長ケーブルを接続といったように、スタイルに応じて使い分けると良いだろう。
キャリングポーチに関しては、柔らかめの素材を使ったカジュアルデザインへと大幅に変更されている。キャリングポーチにカラビナが付属しているのも特徴で、ベルトループなどに吊下げて使うことが可能だ。
付属品に関してはトリプルフランジ・イヤパッドが省略された分だけ少なくなってはいるが、ユーザーが“欲しい”と思う部分はしっかりと残す、まさにツボを押さえた選択といえるだろう。
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