ファイルメーカー、「Leopard」対応の個人向けデータベース「Bento」をリリース

文:Elsa Wenzel(CNET News.com) 翻訳校正:佐藤卓、長谷睦2007年11月14日 20時15分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Appleの子会社Filemakerは米国時間11月13日、新しいデータベースソフトウェア「Bento」を発表した。同社では、さまざまな種類の個人的なデータを管理する製品を求めるMacユーザーに、Bentoが受け入れられることを期待している。発売は2008年1月の予定で、価格は通常版が49ドル、ファミリーパックが99ドルとなる。現在、Filemakerのウェブサイトから無料のテスト版をダウンロードできる。

 日本語の「弁当」から名前を取ったBentoは、その名の通り、小ぎれいにまとめられた管理ソフトウェアのようだ。一見したところ、並べ替えや検索の機能の使い心地も洗練されている。Bentoはさまざまな用途に利用可能で、フリーランスで働く人の仕事の管理、パーティの招待状の送付、エクササイズのスケジュール作成、日用品の整理、所有物のライブラリの作成などに利用できる。さらには買い物に利用するお店をランク付けしたり、勉強を教えている子供たちの成績管理などにも使える。

 Bentoを初めて起動すると、「Mac OS X Leopard」の「iCal」に登録されているスケジュールと、「Address Book」に登録されているアドレスが自動的に取り込まれ、接続した「iPhone」や「.Mac」アカウントにも送られる。また、20種類以上のテンプレートとドラッグ&ドロップ操作の可能なデータフィールドが用意されいるのも、リレーショナルデータベースの管理にあれこれ苦労したくないユーザーにとってはうれしい点だ。

 Bentoのデータは、CSVテキスト、「Microsoft Office Excel」または「iWork」の表計算ソフト「Numbers」の形式で保存し、エクスポートできる。数週間前のFilemakerによるデモを見た限りでは、簡潔なBentoのインターフェースは、Macユーザーになじみやすいもののように見えた。

 これまで、表計算やデータベースを利用してデータを管理したいと考えるユーザーがMacを選ぶことはあまりなかった。というのも、AppleはiWork '08で表計算ソフトのNumbersを加えたものの、データベースソフトウェアは今でも提供していないからだ。

 対照的に、Windowsでは「Microsoft Office」シリーズとして高機能データベースの「Microsoft Office Access」が提供されている。しかし、Bentoは、Accessのような強力なリサーチツールと違い、「iTunes」のライブラリを操作する感覚で日常生活のさまざまな物事を管理するために作られた製品だ。

 Bentoの定価は、Filemakerが当初予定していた69ドルよりも20ドル安くなったが、それでもどれほどの数のユーザーが飛びつくかは疑問だ。何といっても、「iLife」とiWorkは、それぞれ3つ以上のアプリケーションを同梱しながら、わずか79ドルなのだ。その上、BentoはLeopardしか対応しない。それでも、Bentoはよくできた製品のように思われる。私はこれから、溜めこむだけで整理していない自分のデジタルデータをBentoでどの程度うまく整理できるのか、試してみるつもりだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加