IDC Japanは11月6日、2007年第3四半期(7〜9月)の国内PC市場出荷速報を発 表した。
発表によると、2007年第3四半期の国内PC市場は家庭市場(前年同期比3.5% 減)およびビジネス市場(前年同期比3.7%減)ともにマイナス成長となり、国内のPC 出荷台数は前年同期比3.6%減の342万台となった。
国内PC出荷台数1位は前年同期比4.0%増のNECでベンダーシェアは22.4%、2位 は前年同期比0.7%減の富士通で、ベンダーシェアは19.2%、3位は前年同期比0.8% 増のデルでベンダーシェアは14.1%、4位は前年同期比17.7%減とマイナス成長が続 く東芝で、ベンダーシェアは8.8%となっている。一方、5位のHPは家庭市場で出荷台 数を伸ばしたことが奏功し、前年同期比18.3%増と上位5社の中で唯一3年連続2桁成 長となった。
同社のPCsグループマネジャーである片山雅之氏は「2007年第2四半期に回復を 示した家庭市場は再びマイナス成長となり、その足場は未だ弱い。PCを成長市場に戻 すためには、PCを使用していないユーザーにまでリーチして需要を掘り起こす必要が ある。性別・年齢別にPCのニーズを把握し、未知のユーザーにPCの使い方を提案して いく努力が不可欠である」と述べている。
2007年度第4半期はビジネス市場および家庭市場ともにプラス成長を見込む。
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