検索サービスに関する調査--ヤフーとグーグル、利用者の職業構成比など異なる結果に

Webマーケティングガイド2007年11月06日 13時00分

 Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のボーダーズと共同調査のもと、検索サービスの利用実態に関する調査を行った。

≪調査結果サマリー≫

  • 普段利用している検索サービスでは「Yahoo!JAPAN」が約88%でトップ、次いで「Google」が約71%
  • 単一回答でも「Yahoo!JAPAN」が過半数の約60%、「Google」は約32%
  • Yahoo!JAPANと比較して、Googleの利用者は専門職や経営者・役員などの割合が高い傾向
  • Googleと比較して、Yahoo!JAPANでは主婦や技術系以外の事務職、販売職などの割合が高い傾向

 今回の調査対象は、16歳以上の男女500人。男女比で均等割り付けを行い、年齢は以下のように割付を行った。
・T層(男女16〜19歳):80人。
・F1、F2、M1、M2層:それぞれ75人。
・F3、M3層:それぞれ60人。

 Q1. 普段利用している検索サービス(複数回答) 利用している検索サービスは、「Yahoo!JAPAN」が約88%とほとんどのユーザーが利用しており、「Google」が約71%と続いていることがわかった。

普段利用している検索サービス

 この結果を約1年前に行った調査結果である第1回検索エンジン利用調査と比較すると、ほとんどの検索エンジンで、利用率が増加していることがわかった。その内、利用率が増加した上位3検索サービスと増加ポイントは、「Google-約16%」「goo-約15%」「infoseek-約14%」となった。Yahoo!JAPANでは約12%という伸びにとどまり、その他検索サービスの利用率の増加を下回る結果になった。

 Q2. 最も利用している検索サービス(単一回答) 最も利用している検索サービスは「Yahoo!JAPAN」が約61%と半数を超え、次いで「Google」が約32%となっていることがわかった。

最も利用している検索サービス

 米調査会社comScoreは2007年9月21日、comScore qSearchデータによる2007年8月の米国検索エンジンシェアを発表した。1位はGoogleで前月比1.3ポイント増加の56.5%。2位はYahoo!で前月比マイナス0.2の23.3%。3位はMicrosoftで同マイナス1.0の11.3%だった(参照:comScore Releases August U.S. Search Engine Rankings)。

 一方、日本のおける検索サービスでは「Yahoo!JAPAN」と「Google」で約93%の市場シェアを占め、特に、Yahoo!JAPANの市場占有率が際立つ結果となった。

 Q3.Yahoo!JAPANとGoogleを最も利用しているユーザーの職業別構成比

Yahoo!JAPANとGoogleを最も利用しているユーザーの職業別構成比

 Googleと比較して、Yahoo!JAPANユーザーで利用が多い上位3職業とその差

  • 専業主婦-約4.3%
  • 会社員(事務職)-約4.3%
  • 会社員(その他)-約3.2%

 Yahoo!JAPANと比較して、Googleユーザーで利用が多い上位3職業とその差

  • 会社員(技術職)-約7.6%
  • 自由業-約5.5%
  • 経営者・役員-約3.2%

 Yahoo!JAPANとGoogleで大きな違いが見られた職業で、Yahoo!JAPANの利用構成比が多かった職業は、「専業主婦」「会社員(事務職)」「会社員(その他)」となった。逆に「Google」の利用構成比が多かった職業は「会社員(技術職)」「自由業」「経営者・役員」であることがわかった。

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