MediaMasterはウェブベースのジュークボックスと音楽ストレージサービスであり、Webwareでも数回取り上げている。同サービスは3月半ばに始まり、それ以来、優れたFacebookのアプリケーションのほか、ユーザー生成型のラジオ局のディレクトリ、つまり利用者が共有を望むプレイリストを開始した。ひとことで言えば、同サービスは音楽をアップロードさせ、それをFlashベースのジュークボックス内で管理させるものであり、AppleのiTunesソフトウェアと同じくらい使いやすい。そして同社は米国時間11月1日、そのモバイル版サービスを開始した。これは「Palm Treo」または「Windows Mobile」の携帯端末を持っていれば誰でも、移動中に各自のプレイリストや個別の楽曲にアクセスできるというものだ。
各自のライブラリへの完全なアクセスはないが(あったら良いと思うが)、信じられないほど簡単にプレイリストを聴き始めることができる。同サイトのモバイル版にログインし、ログイン証明を入力すれば、ひとつのページに全てのプレイリストが表示される。プレイし始めるには、「Listen」リンクをクリックすれば、各自がプレイリストで設定した順序で音楽がプレイし始まる。私はInternet Explorer Mobileから各プレイリストの「info」セクションにアクセスすることで、自分の各プレイリストから携帯電話に個別の音楽ファイルをダウンロードすることもできた。Media Masterは、Green Softwareの「GSPlayer」をインストールして音楽ファイルをストリーミングすることを推奨している。さもなければ、IEではURLをどう扱ったら良いかを単に認識しないためである。他方でPalm Treoユーザーの場合、PalmのブラウザはURLを認識して、すぐさまストリーミングを開始するという点で、Windows Mobileよりやや有利である。
これはMediaMasterの最初の試みとしては良いが、Windows Mobile端末ではGSPlayerを備えていない場合、「Orb」のソリューションや、その他のメディアファイルにモバイルアクセスを提供するファイル共有サービス(例えば「Box.net」)ほど見やすいものではない。またよほど切羽詰まっているか、3.5mmのヘッドフォンの差し込み口がついた電話を持っていない限り、携帯電話から音楽ファイルにアクセスできることにさほどのメリットが見られない。最近までPalmとWindows Mobileを搭載した端末のほとんどがこの差し込み口を備えていないことを考えると、旧モデルの所有者は、ビルトインスピーカーを通して聴くか、他の人々を煩わせずに音楽を聴くには、2.5mmから3.5mmに換える特別なアダプタを携帯しなくてはならない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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