マイクロソフトのオンラインサービス事業部は10月18日、産経新聞社および産経デジタルと共同運営するサイト「MSN産経ニュース」の記事と連携したブログパーツ「ざわざわ NEWS NETWORK」正式版の提供を開始した。
「ざわざわNEWS NETWORK」では、2種類のブログパーツを提供中。ひとつは、10月1日より公開されている、最新ニュースを表示するサイドバー設置型の「ざわざわRSSリーダー」。もうひとつは、18日から提供を開始した、ニュース番組風の演出でニュースを紹介する「ざわざわニュースジェネレーター」(ニュースジェネレーター)。
ニュースジェネレーターは、MSN産経ニュース内のニュース記事についてブロガーが書いたコメントを、テレビのニュース番組のような演出のムービーとともに視聴できるというもの。ムービーは、キャスターの挨拶、コメンテーターのコメントや街頭インタビュー、設置したユーザー自身が書いたコメントの表示、キャスターの挨拶といった流れで進む。ムービー終了後には、その記事と関連するジャンルの記事リンクの一覧が出現する。各シーンは数種類のパターンが用意されている上、早朝と夕方でニュース番組のタイトルが変わるという設定のため、演出には複数のバリエーションがある。また11月からは、別番組として、ワイドショー形式の演出を施したバリエーションも登場する予定という。
「ざわざわNEWS NETWORK」 は、MSN産経ニュースの新規ユーザー獲得のために展開する中長期的なオンラインプロモーションの一環。マイクロソフトでは、ブログ利用者の増加やCGM(Consumer Generated Media:SNSやブログなど、消費者が生成するメディア)の盛り上がりを受け、より効果的なオンラインプロモーションを実現すべく、2006年春からブログパーツに着目してきたという。
ブロガーがMSN産経ニュースの記事を読み、それをニュースジェネレーターとして自身のブログに貼りつければ、そのブログの読者たちにMSN産経ニュースの記事を伝えられる--MSN産経ニュースは、この連鎖効果を期待している。また、ニュースジェネレーターの開発経緯としては、ブログのトピックには話題のニュースがピックアップされる傾向があることが挙げられるとした。
「ざわざわNEWS NETWORK」の今後の展開は、11月上旬にワイドショー形式の「ざわざワイド」「ざわざNIGHT」の新番組がスタートし、既存の番組に新演出が追加される。また、新商品のプロモーションや映画・ドラマとのタイアップも実施予定で、この場合は、番組内に登場する出演者を、プロモーション内容によって変えていくような仕組みを検討中とのこと。
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