ネットエージェントは10月16日、Winnyネットワークにおける流出ファイル推移調査の結果を発表した。これは、Winnyネットワーク上に流通していた流出ファイルについてサンプリング抽出し、同社独自のWinny検知システムにて発見した流出ファイルの所有者数の推移を調査したもの。
この結果、暴露ウイルスなどによりWinnyネットワークに情報漏洩した流出ファイルのうち、Winnyネットワーク上から消滅した流出ファイルがあるという事実が判明した。オリジナルファイルもしくは完全なキャッシュファイルがネットワーク上から消滅してから、約1500秒でネットワーク上から存在しなくなる。その後は、Winny利用者がいくらWinnyを利用し検索しても、ファイルを発見することができなくなる。
また、Winnyネットワークに情報漏洩した流出ファイルにおいて、掲示板への書き込みやインターネット(ウェブ)への情報掲載、およびプレスリリース、ニュース報道などにより流出ファイルの所有者が増加し、長期にわたって多くのWinny利用者に流出ファイルが保持される傾向があるということも判明している。
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