日本一の起業家を選出--第7回アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー日本代表にエヌ・ピー・シー隣氏

 EOYインスティテュート ジャパンは10月4日、国際的な起業家表彰制度である「アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー」(EOY=Entrepreneur Of The Year)の第7回日本大会EOY JAPAN 2007アワードレセプションを開催した。同レセプションにおいて最終選考を経て、26人のEOY JAPAN 2007セミファイナリストの中から、スタートアップ部門に1人、グロース部門に6人、計7人のファイナリストが選出された。

 さらに、この中から株式会社エヌ・ピー・シー 代表取締役社長 隣良郎氏が日本代表EOY JAPAN 2007として選出された。また、本年度は審査員特別賞を1人選出している。

 世界各国から優れた起業家を選び表彰する、国際的な起業家表彰制度「アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー」では、審査対象となる起業(事業)が、創業から7年を経過していない起業家を対象とする「スタートアップ部門」、審査対象となる起業(事業)に最低2年以上携わっており、かつIPO後5年以内の起業家を対象とする「グロース部門」、マスター、ソーシャル、アカデミア、サポーター等を対象とする「特別部門」を設置している。

 審査委員会委員長の早稲田大学ビジネススクール教授 日本ベンチャー学会会長 松田修一氏は、審査総評を「今回のセミファイナリストは男女・年齢差がなく、従来は多いといわれていた都心ではなく地方の起業家が多く選出されたことが非常に素晴らしかった」と述べた。

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本年度の各部門ファイナリストは以下の通り。

スタートアップ部門

コスト削減総合研究所 代表取締役社長 村井哲之氏
 (企業のコスト削減を行うアウトソーサー)

グロース部門

・オウケイウェイヴ 代表取締役社長 兼元謙任氏
 (Q&Aサイト『OKwave』の運営)
・リサイクルワン 代表取締役 木南陽介氏
 (リサイクル資源の電子取引市場の運営)
・インスペック 代表取締役社長菅原雅史氏
 (半導体、液晶パネルなど精密電子部品の外観検査装置メーカー)
・MonotaRO 代表執行役社長 瀬戸欣哉氏
 (事業者向け工場用間接資材の販売)
・エヌ・ピー・シー 代表取締役社長 隣良郎氏
 (真空包装機と太陽電池製造装置の製造・販売)
・アサカ理研工業 代表取締役社長 山田慶太氏
 (物質(銅粉、金)の回収、精錬)

第7回 Entrepreneur Of The Year Japan 審査委員特別賞

箔一 代表取締役社長 浅野邦子氏
 (金沢箔美術工芸品・特殊箔押金彩加工・各種金銀特殊箔・料理用超高純度金箔・あぶらとり紙・装飾・建材インテリアの製造、加工、販売)

 なお、日本代表EOY JAPAN 2007として選出された隣良郎氏は、来年モナコで開催される世界大会WEOY(World Entrepreneur of the Year)に参加し、各国の代表起業家とともにWEOY2008の選考と交流を行う。

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