マイクロソフトは、10月6日まで行われるCEATEC JAPAN 2007に初出展した。マイクロソフトがCEATECに出展するのは、今回が初めてのことだ。
「意外に思われるかもしれないが、社内的には自然の流れ。ここ数年、コンテンツサービスや周辺機器と一緒に進めるためのシナリオをお客さまにどう提案するかを考えてきた。CEATECに合わせた内容を準備できていると思う」と、マイクロソフト 業務執行役員 Windows本部 本部長 兼プラットフォーム戦略本部 本部長の大場章弘氏は自信を見せる。大場氏は、前任のジェイ・ジェイミソン氏に替わり、2007年7月に就任したばかり。
10月2日、マイクロソフトはパートナー企業と連携を強めるための「ウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム」を設立したと発表。コアメンバーとして、NEC、富士通、シャープ、東芝らを迎えた。これまで、マイクロソフトはコンピュータメーカーなどのハードウェア事業者とソフトウェアベンダーとのパートナーシップをとってきたが、楽天(参照記事)やレーベルゲートとの連携を発表(参照記事)するなど、今後はコンテンツサービスとの連携を図ることで、新たなビジネス戦略を進める方針だ。
大場氏は、「デジタルライフコンソーシアムを皮切りに、パソコン周辺機器やコンテンツとサービスの協業にも大きく力を入れ始めた。たとえば、リクルートの旅行サイトエイビーロードとVirtual Earth(参照記事)のコラボレーションもその一歩。Windows Liveのいろいろな機能をAPIを公開し、パートナーさまに活用いただき、新たな付加価値を生んでいただくというビジネス展開を強化していく。WindowsのAPIのような形で活用してもらえるようにしたい」と語った。
マイクロソフトブースでは、Windows Vistaを核とし、主に4つのテーマ「Memoryes(Windows Live Photo Galleyなど)」「Communication(Windows Live Hotmailなど)」「Productivity(Office製品)」「Digital Entertainment(Windows Media、メディアオンラインなど)」に分けてぞれぞれWindows製品や関連サービスを展示している。
「これまでマイクロソフト日本法人、MSN、Xboxのチームとの連携が弱い部分があったと思う。今後のコンテンツの展開について密接に動き、戦略を立てている。これらとも連携し、ユーザーの方から見て使いやすいシナリオを描いてきたい」とコメントした。
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