1月に初めて取り上げたパワフルなピアツーピア(PtoP)シンクロナイゼーションサービスの「Tubes」が、今度はホスティングサービスも提供し始めた。PC上に「tube」を作成し、シンクさせると、他ユーザーもそれをウェブ上で閲覧することができるようになる。Tubesのソフトウェアはもはや必要としなくなった。
これは、Tubesが今となってはウェブパブリッシングプラットフォームとなったことを意味する。興味深い展開だ。Tubesを利用してサイトを作成し、PCからファイルまたはディレクトリをドラッグするだけでサイトの更新ができる。ネットワークに接続さえしていれば、どこからでもサイトはPCから新ファイルを直接取り込むことが可能であり、ただちに更新できる。
この機能はかなり難しい専門的なサイトを作成するために利用することもできるが、単に休暇中の写真を載せて家族に近況を報せるために利用することもできる。ドラッグして発行という機能は、サイトを更新し続ける煩わしさを軽減するものだ。
PCシンクロナイゼーション機能では、ユーザーがTubeサイトにサブスクライブすると、それを自分のPCにダウンロードして、後からオフラインで閲覧することができる。Tubesをこのように利用する人はほとんどいないだろうが、特定のTubeについて、常にアップデートされたアーカイブがほしいという場合には便利だ。ちょうどポッドキャストのサブスクリプションと似ている。
私が試してみたところ、このサービスには、サイトのテンプレートと完全な編集機能が不足していた。またTubesは、扱いにくい長いURLを作り出す。もっと発行人が扱いやすいドメインマッピングがほしいところだ。
従来どおり、Tubesでは投入されたデータについて、多数のユーティリティやアクセス制御を提供している。これは仕事で使う場合には重要な点である。
Tubesのユーザーは1Gバイトのストレージを無料で提供される。有料アカウントの場合は容量がもっと多くなる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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