Microsoftは今週のイベントで同社の「Live Search」の変更点を報道陣向けに発表する予定だったが、それに先駆けあるMicrosoft従業員が、予定されている変更点の詳細をサイトに掲載してしまった。
2007年9月にMicrosoftの全社的なミーティングでデモされた同検索製品への変更点には、特に映像検索や製品検索における、特定種類の検索クエリに対する改善などが含まれる。
同社の「Windows Live」プログラムマネージャーであるAkram Hussein氏は、米国時間9月20日付けのブログ投稿で、改善されたLive Searchにおいて、デジタルカメラの検索がどのように処理されるかを発表した。ここでは製品の詳細情報のみでなく、その評価までもが表示される様子が披露されていた。新しい検索機能では、ユーザーによるレビューなどの情報を掲載した他のサイトからの情報を収集し、検索エンジン内でそれを表示することができる。
Microsoftはその後同ブログを削除したが、Liveside.netにはHussein氏が提供した画像と詳細情報が保存されていた。Microsoftはカリフォルニア州マウンテンビューにある同社のオフィスで今週開催される「Searchification」イベントにおいて報道陣向けに発表する予定である。
またHussein氏は、著名人検索ページを披露していた。「ブラッド・ピット」と検索すると、「celebrity xRank」と名づけられた評価システムにより、同氏が現時点でどれだけ人気があるかという情報も示されることを示していた。
最後にHussein氏は、ビデオ検索結果の動画によるプレビュー機能を持つという、改善されたビデオ検索の概要を明らかにした。
同氏は、「マウスをビデオの上に移動させることにより、ビデオをオンラインでプレビューすることができ、ビデオのプレビューは遅延することなく、すぐに再生されるようになる!」と記していた。「実際にビデオを視聴する前に、本当にそれが視聴したい内容かどうかを確かめるためのプレビューができるなんて、すばらしいことではないか」(Hussein氏)
Live Searchへの変更点の一部は、この数日間で同サイトにおいて少しずつ投稿されていた。
Hussein氏は、同氏の元のブログ投稿に置き換えられたお詫びの中で、同氏が掲載した画像はテストビルドのものであると述べた。「まだベータ段階にあると思われる情報を掲載したことに対し、皆様にお詫びし、掲載内容はテスト機能のようなものであったため、このブログ投稿は削除する」と同氏は述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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