今ではすっかりオンラインソーシャル文化の一部として定着している顔文字(エモーティコン)が誕生してから、米国時間2007年9月19日で25年を迎える。
話は2002年にさかのぼる。この年、あるMicrosoftの研究員が、顔文字の「スマイリー」(「:-)」と表示される顔文字)が初登場したと考えられている場所を調査し、初の使用例と思われるものを突き止めたと発表した。スマイリーは、1982年にカーネギーメロン大学(CMU)の掲示板で初めて使用されたと考えられている。それ以来、顔文字はオンラインソーシャル文化の重要な一部となり、これのおかげで手軽にすばやく感情を伝えられるようになった。
スマイリーの最初の使用例を探し始めたのは、Microsoftの社員で、以前レッドモンドにある同社本社のシステムズ&ネットワーキング・リサーチ・グループで働いていたMike Jones氏だ。CMUコンピュータ科学部の元施設総責任者であるHoward Wactlar氏らの助けを借り、Jones氏は1981年から1983年にかけてのバックアップテープを見つけ出した。テープデータの復元には9トラックのテープドライブが必要となり、さらには大勢の人々に協力を求めて投稿に目を通してもらわなければならなかったが、ついにスマイリー入りの投稿が見つかった。
1982年9月19日にScott E Fahlman氏が書き込んだ投稿に、探し求めていた記号「:-)」が使用されていたのだ。
Fahlman氏は当時、「ジョークの印として『:-)』の文字列を付加することを提案する。横に見てほしい。最近の流れを考慮すると、ジョークではないということに印を付ける方が簡潔だろう。そのときには『:-(』を使う」と書いていた。この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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