KLab(真田哲弥社長)は9月19日、携帯電話の動画コンテンツ視聴に関する アンケート結果を公開した。9割以上が携帯電話で動画を視聴した経験がある ものの、無料コンテンツが大半であることなどが分かった。
調査は、KLabの携帯電話向けサイト「ケータイコイン」の会員8141人を対象 にインターネットアンケートで実施した。回答会員の性別は女性が56%、男性 が44%。年代別では20代が35%、30代が37%、40代が15%、そのほかが13%。 なお、ワンセグ放送の視聴は調査対象から外した。
携帯で動画を見たことがあるユーザーは92%と、回答者の大半は動画視聴経 験があることが分かった。ただ、「有料コンテンツを視聴する」との回答は1 %程度。「視聴した経験はあるが無料動画だけしか見ない」傾向が如実に表れ た。頻繁に視聴するサイトは、「GayO」が最多で35%。
視聴するコンテンツのジャンルは男女ともに「音楽」が多かった。平均視聴 時間は「約5分」が54%と過半を占めた。「暇な時に時間つぶしができる」が 携帯向け動画の利便性を感じる理由としてトップで62%。
携帯向け動画に対する意見・イメージでもっとも多かったのは「画面が小さ く見にくい」が71%。そのほか「画質・音が悪い」が51%、「配信コンテンツ の長さが短い」が48%など。「今の携帯動画で満足している」と回答したユー ザーは6%にとどまった。ただ、「PC向け動画は視聴しないが携帯向けは見る」 との回答が21%を占め、携帯電話の「いつでも見られる」という利便性を評価 して視聴するユーザーがいることも分かった。
アクセス方法は、「検索サイト」が65%で最多。過去にKLabが実施した「携 帯コミックサイトへのアクセス方法」の調査で、検索サイトがトップだったこ ととあわせ、「今後ますますモバイルSEO(検索エンジン最適化)が重要視さ れていくだろう」とKLabでは予測している。
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